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短歌:寄雨後月恋

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(ウェッブリブログ 2009年06月20日)


短歌 和歌

つれなくにすめる秋より五月雨の雲間の月の影ぞ恋しき


澄める住める、秋と飽きの掛詞。
お互いわだかまりを持ちながら、一緒に住んで飽きてしまうより、五月雨の黒雲の間から洩れる月の様に滅多に会えないけど、ふと会えた時のうれしさはありません。
ということの単身赴任や遠距離恋愛をイメージし、古典風に。

たまには、恋歌がないと。

本歌 巻第十 羇旅歌 橘為仲朝臣
見し人も十布の浦風おとせぬにつれなく澄める秋の夜の月


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