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Channel: 新古今和歌集の部屋
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秋歌上 三夕掛軸 筆者不明コレクション

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三夕



   藤原定家朝臣
みはた
     浦の
  せば  
      苫屋の
 花も

  紅葉も
      あき
なかり     の
       夕
  けり
        ぐれ


     寂蓮法師

さびしさはその色

 としもなかりけり

  まきたつやまの

    秋の夕ぐれ


  西行法師

こゝろなき身にも

 あはれはしられけり

   鴫たつ澤の

    秌のゆふぐ
         れ


新古今和歌集巻第四 秋歌上
 西行法師すすめて百首よませ侍りけるに
見わたせば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕ぐれ

読み:みわたせばはなももみぢもなかりけりうらのとまやのあきのゆうぐれ

備考:源氏物語 須磨


 題しらず
さびしさはその色としもなかりけりまき立つ山の秋の夕暮

読み:さびしさはそのいろとしもなかりけりまきたつやまのあきのゆうぐれ

意味:寂しさは、その風景が必ずしも原因と言うことでは無いが、真木が霧の中から突然現れる秋の夕暮れは(その風景だけで)とても寂しい。

備考:八代集抄、釈教三十六人歌合、定家十体、美濃の家づと、新古今抜書抄、九代抄、九代集抄、聞書連歌

 題しらず
心なき身にもあはれは知られけりしぎたつ沢の秋の夕ぐれ

読み:こころなきみにもあわれはしられけりしぎたつさわのあきのゆうぐれ 隠

意味;風流を解しない私にもあわれを感じることが出きる。鴫が突然羽音を立てて飛び去った沢の夕暮をみると。

備考:三夕。
美濃、常縁原撰本新古今和歌集聞書、新古今和歌集抜抄(松平文庫本)、新古今抜書抄、聞書連歌 西尾図書館岩瀬文庫、新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫)


○○百○左亭
色紙 ○○○

令和元年7月22日 弐點壱

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