平家物語巻第十二 灌頂巻 十 小原御幸1
十 小原御幸 かゝりし程に、法皇は文治二年の春の比、けんれい門院の 小原のかんきよの御すまゐ御らんせまほしう思召れけれ 共、きさらぎやよひの程はあらしはげしう、よかんも いまだつきず、みねの白雪たへやらで谷のつらゝもうち とけず。かくて春すぎ夏たて、きたまつりも過しかば 法皇夜をこめて、をはらのおくへ御かうなる。忍びの御かう...
View Article催馬楽 呂2
藤生野 ふぢふのの、かたち、かたちがはらを、しめはやし、ナヨヤ、しめはやし、ナヨヤ しめはやし、いつき、いはひししるく、ときあへるかもや、ときにあへるかもや 藤生野の、かたち、かたちが原を、標めはやし、なよや、標めはやし、なよや 標めはやし、いつき いはひし著く、時にあへるかもや、時にあへるかもや ※藤生 未詳。 婦与我 拍子九...
View Article俳句 過ぎ去った秋
やっと来た各駅停車疾く秋や やっと涼しくなり、秋だなあと思ったら、もう落葉の冬。 秋は1週間しか無かった。 各駅停車で生きて来た小生にとっては、寂しい昨今。 寒い冬の青森行きの新幹線はやぶさは、あっという間に通過していった。
View Article春歌下 山部赤人 和漢朗詠集 春興 伝烏丸光広筆コレクション
※途中で切れている。 もゝしきの おほみや人は いとまあれや さくらかざ して 今日も 暮しつ 新古今和歌集第二 春歌下 題しらず 山部赤人 ももしきの大宮人はいとまあれ櫻かざして今日もくらしつ よみ:ももしきのおおみやびとはいとまあれさくらかざしてきょうもくらしつ 有定隆雅 隠...
View Article長明発心集 第二 善導和尚佛を見る事
善導和尚見佛事唐の善導和尚は道綽の御弟子也。然あれど其師にも越て定の中に阿弥陀を見たてまつり、覚束なき事を問たてまつり證を得給へり。師の道綽善導にあつらへて云我朝夕往生極樂を願事は叶なむや此極てをぼつかなし。佛に問たてまつりてきかせ給へとの給ひければ、忽に定に入て此事を問たてまつる。佛...
View Article光る君へ 夢の浮橋 源氏物語脱稿 本に侍るめる
(45)はばたき - 大河ドラマ「光る君へ」 まひろ(吉高由里子)の源氏物語はいよいよ終盤を迎えていた。ある日、まひろは娘・賢子(南沙良)から、宮仕えしたいと相談され、自分の代わりに太皇太后になった彰子(見... 大河ドラマ「光る君へ」 - NHK ******御こゝろのお** ***おとしおきたまへ*** ***本にはべる ※見える部分のみ (06:28)...
View Article三十六歌仙絵 藤原高光 画家不明大和絵コレクション
かくばかり へがたくみゆる 世中に うらやましくも すめる月かな 拾遺集 雑春 ひえの山にすみ侍りけるころ、人のたき物 をこひて侍りけれは、侍りけるままに、す こしを梅の花のわづかにちりのこりて侍る えだにつけてつかはしける 如覚法師 春すぎてちりはてにけりむめのはなただかばかりぞえだにのこれる 拾遺集 雑上...
View Article俳句 ひいらぎ
(どっかにあれば写真掲載)ひいらぎは棘が無くなる老散歩 柊(ひいらぎ)の葉には棘があって、古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられていたが、老木になると、棘が少なくなり、縁は丸くなって先端だけに棘をもつようになるとの事。棘を持ちつつ、次第に円くなれるだろうか?木へんに、冬と書く冬の低木、散歩道で見つかるだろうか?フォローしている方の歳時記より、イメージして。
View Article俳句 枯蓮
かれ蓮は過ぎゆくままに枯れにけり初案枯蓮は季節のままに枯れにけり東京のアメダスポイントは、北の丸公園内に有り、12.7℃と季節通り。季節通りにお堀の蓮は枯れていたが、ススキがあった。季節が一月遅れている。靖國神社の銀杏並木も、未だ緑が残っている。来週は、12月だと言うのに、21℃の予報となっている。季節の季語に困る昨今。街はもうクリスマス。
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