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Channel: 新古今和歌集の部屋
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お茶を飲みたい24 野点

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枯れしばに緑をそへて野点かな

本格的なお茶を飲みたいと言う事で、大名になった気分で、東京駒込の特別名勝六義園で、野点を飲む。


六義園は、五代将軍徳川綱吉の御側用人柳沢吉保が造園した庭園で、柳沢吉保は綱吉に気に入られ、大老格まで出世した。
六義園の六義とは、紀貫之が古今和歌集の「やまと歌は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける」で有名な仮名序文に書いた「六義」(むくさ)という和歌の六つの基調を表す語、①そへ歌、②かぞへ歌、③なずらへ歌、④たとへ歌、⑤ただこと歌、⑥いはひ歌に由来する。この六義の原典は詩経にある漢詩の分類法で、「風」「雅」「頌」の体裁と、「賦」「比」「興」の表現からなる。
庭園は中の島を有する大泉水を樹林が取り囲み、紀州和歌の浦の景勝や和歌に詠まれた名勝の景観が八十八境として映し出されている。もちろん新古今和歌集歌(雑歌上 慈円)をモチーフにした場所も有る。一時期荒廃したが、明治時代に入り、三菱の岩崎弥太郎氏の所有となり、昭和13年に東京市に寄付、昭和28年に国の特別名勝に指定された。

22日、東京の15:00の気温は、11.2℃で北西の風5.6mで寒い((⛄️))。こんな日は、入場者も少ないとの判断だが、少し後悔してお茶を飲む。お菓子は、御干菓子を選ぶ。

わざとらしく、その辺に落ちている落ち葉を広い、盆に乗せる。落ち葉を拾うには事欠かないほど積もっている。


心泉亭、宣春亭の本格的な茶室なども有り、茶会などが開かれているらしい。



一羽だけ離れて游ぐ冬至る

22日は、冬至と云う事で、日暮れも早い。


池や橋もいつもより侘しく感じられる。たくさんの水鳥が游いでいるが、一羽だけ、独り群れから離れている。孤独が好きなのだろうか?
又、3羽の雌カモを1羽の雄カモがしつこく追い掛けている。👊😆🎵イエーイ○○さんだ?えいえいお🙋🙋

池の面に冬至のゆふ日映し終え





カラスも鳴いているので、早めに帰って、熱燗🍶で温まろう。

酒道に邁進してばかりだな。
独りゆくかれ野の道や旅やまず(本歌 松尾芭蕉 旅にやんで夢は枯野をかけめぐる 離れと枯れ、病むと止む)

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