新古今和歌集承応版
大阪心斎橋筋伊丹屋
茂兵衛板行
承応三年(1654年)に初版が刊行されて、版木が次々と渡って明治時代まで、順次刊行され十三版まで有ると言う。
なお、伊丹屋茂兵衛板のこの本には、真名序が無い。
『新古今和歌集』版本の基礎的研究 国文学研究資料館蔵『新古今集』版本及びマイクロ資料解題によると、巻第八の三首、
巻第十五の一首が欠落していて、
同じく欠落している正徳版と関連が強いとのことで、理由は不明と有るが、巻第八は、紫式部の歌から次の紫式部の詞書までが欠落している事から、書写する際の目移りが原因で有ろう