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新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 心をつくば山

第十一 戀歌一

また通う人ありける女のもとに遣はしける  大中臣能宣朝臣


われならむ人に


  心をつくば山


    したに通はむ


道だにや


    なき



読み:われならぬひとにこころをつくばやましたにかよわむみちだにやなき 隠


意訳:私でない人に貴方は心を尽くしている(筑波山)。その人にわからないように通うこともできないのか。


作者:おおなかとみのよしのぶ921~991三十六歌仙、梨壷五人の一人。四位祭主。後撰和歌集の撰者。


備考:歌枕 筑波山 恋の歌に多く使われる。時代不同歌合、歌枕名寄


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