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Channel: 新古今和歌集の部屋
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新古今和歌集 第十七 雑歌 岩田の小野のははそはら

第十七 雜歌中 題しらず 式部卿宇合     山城の   岩田の小野の   ははそ原    見つつや君が山路       越ゆらむ 読み:やましろのいわたのおののははそはらみつつやきみがやまじこゆらむ   意訳:山城の石田の小楢が紅葉している中を見ながら、あの人は山路を越えている頃だろうか。...

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新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 心をつくば山

第十一 戀歌一 また通う人ありける女のもとに遣はしける  大中臣能宣朝臣 われならむ人に   心をつくば山     したに通はむ 道だにや     なき 読み:われならぬひとにこころをつくばやましたにかよわむみちだにやなき 隠 意訳:私でない人に貴方は心を尽くしている(筑波山)。その人にわからないように通うこともできないのか。...

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新古今和歌集 巻第一 春歌上 室の八嶋

第一 春歌上 崇院に百首歌奉りける時  藤原輔朝臣    朝がすみ      ふかく見ゆるや 煙たつ 室の八島のわたり     なるらむ 読み:あさがすみふかくみゆるやけむりたつむろのやしまのわたりなるらむ 隠 意訳:朝霞が深く見える場所が、煙立つことで有名な室の八島の辺りであろうか。 作者:ふじわらのきよすけ1104~1177藤原顯輔の子続詞花集の撰者 備考:歌枕 栃木県栃木市惣社町...

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増鏡 第一 おどろのした 後鳥羽天皇即位

かくて此御門、元暦元年七月廿八日御即位、そのほどの事、常のまゝなるべし。 平家の人々、いまだ筑紫にたゞよひて、先帝ときこゆるも御兄なれば、かしこに傳へ聞く人々の心ち、上下さこそはありけめと思ひやられて、いとかたじけなし。 同年の十月 廿五日に御禊、十一月十八日に大嘗會なり。主基方の御屏風の歌、兼光の中納言といふ人、丹波國長田村とかやを 神世よりけふのためとや八束穂に長田の稻のしなひそめけむ...

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増鏡 第一 おどろのした 水無瀬離宮

鳥羽殿白川殿なども修理せさせ給て、つねに渡り住ませ給へど、猶又水無瀬といふ所に、えもいはずおもしろき院づくりして、しば/\通ひおはしましつゝ、春秋の花紅葉につけても、御心ゆくかぎり世をひゞかして、遊びをのみぞし給。所がらも、はる/”\と川にのぞめる眺望、いとおもしろくなむ。元久の比、詩に歌を合はせられしにも、とりわきてことは、 見渡せば山もとかすむ水無瀬川夕は秋となに思ひけむ...

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増鏡 第一 おどろのした 新古今和歌集勅命

今の攝政は、院の御時の關白基通の大臣。その後は後京極殿良經ときこえ給し、いと久しくおはしき。此大臣はいみじき歌の聖にて、院の上おなじ御心に、和歌の道をぞ申おこなはせ給ける。...

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増鏡 第一 おどろのした 千五百番歌合

この撰集よりさきに、千五百番の歌合せさせ給しにも、すぐれたる限りを撰ばせ給て、この道の聖たち判じけるに、やがて院も加はらせ給ながら、猶このなみにはたち及びがたしと卑下せさせ給て、判の言葉をばしるされず。御歌にて優り劣れる心ざしばかりをあらはし給へる、中/\いと艷に侍けり。...

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増鏡 第一 おどろのした 新古今和歌集竟宴

かくて、この度撰ばれたるをば、新古今といふなり。元久二年三月廿六日、竟宴といふ事、春日殿にて行なはせ給。いみじき世のひゝきなり。かの延喜の昔おぼしよそへられて、院御製 いそのかみ古きを今にならべこし昔の跡を又尋ねつゝ 攝政殿良經の大臣 敷島や大和言の葉海にして拾ひし玉はみがかれにけり つぎ/\、ずん流るめりしかど、さのみうるさくてなん。

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増鏡 第一 おどろのした 清撰歌合

また清撰の御歌合とて、かぎりなくみがゝせ給ひしも、水無瀬殿にての事なりしにや。当座に衆議判なれば、人々の心地いとど置き所なかりけんかし。建保二年長月の頃、すぐれたる限りぬき出で給ふめりしかば、いづれかおろかならん。中にもいみじかりけりし事は、第七番に左、院御歌、 明石潟浦路晴れ行く朝なぎに霧にこぎ入るあまの釣舟...

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増鏡 第一 おどろのした 慈円長歌

この僧正、世にもいと重く、山の座主にて物し給ふ事も年久しかりしその程に、やんごとなき高名数知らずおはせしかば、あがめられ給ふさまも、二もなく物し給ひしかど、猶あかず思すことやありけん。 院に奉られける長歌 さてもいかに わしのみ山の月のかげ鶴の林に入りしより経にける年を数ふれば二千年にも過ぎはてゝ後の五つの百年になりにけるこそかなしけれ...

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増鏡 第一 おどろのした 定家長歌

定家の中將折節御前にさぶらひければ、この返しせよとて、さし給はするに、いとゝく書きて御覽ぜさせけり。 久方の天地ともに限りなき天つ日つぎを誓ひてし神もろともにまもれとて我がたつ杣を祈りつゝ昔の人のしめてける...

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増鏡 第二 新島守 上洛

建久の初めつかた都に上る。そのいきほひいかめしきこと、いへばさらなり。道すがらあそびものどもまゐる。とほたふみのくにはしもとのしゅくつきたるに、例のあそびめおほく、えもいはずそうぞきて參れり。頼朝うちほゝゑみて、 橋本の君に何かを渡すべき といへば、かじはら平三かげときといふものヽふ、とりあへず たヾそまやまのくれであらばや...

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新古今和歌集 仮名序

新古今和謌集 假名序...

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新古今和歌集 仮名序 訳

仮名序 現代訳...

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新古今和歌集 真名序

新古今和謌集 眞名序 夫和哥者、群之祖、百福之宗也。玄象天成、五際六情之義未著、素鵞地靜、三十一字之詠甫興。爾來源流寔繁、長短雖異、或抒下情而達聞。或宣上而致化。或屬遊宴而書懷、或採艷色而寄言。誠是理世撫民之鴻徽、賞心楽事之龜鑑者也。 是以聖代明時、集而録之。各窮精微。何以漏脱。然猶崑嶺之玉、採之有餘。林之材、伐之無盡。物既如此。謌亦宜然。...

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新古今和歌集 真名序 読み下し文

真名序読み下し文  それ和歌は、群徳の祖、百福の宗なり。玄象天成り、五際六情の義未だ著れず、素鵞の地静かに、三十一字の詠はじめて興る。しかしてより、源流まことに繁く、長短異なりといえども、或は下情を抒べて聞に達し、或は上徳を宣べて化を致し、或は遊宴につらなり懐を書し、或は艶色を採りて言を寄す。誠にこれ理世撫民の鴻徽、賞心楽事の亀鑑なる者なり。...

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新古今和歌集 真名序 意訳

真名序意訳文...

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新古今和歌集 隠岐本識語

新古今和謌集        隠岐本御識語...

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新古今和歌集 隠岐本識語 訳

新古今和歌集 隠岐本識語 現代語訳 今この新古今集は、先の元久の当時、和歌所の撰者に命じて、古い歌と今の歌を集めさせ、その上、自ら撰び定めてよりこの方、家々の楽しみとして三十年も過ぎたが、今更改めるべきではないが、ゆっくりとこれを眺めてみると、思い思いの風情、古い歌も新しい歌も分別が難しく、それぞれの歌人、身分の高い低いにかかわらず棄てがたくて、集めてきたところの歌が二千首になっている。...

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増鏡 第二 新島守 隠岐

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