實久卿記
天保十四年三月十五日戊馬。午後雨卯初刻參内依番也。此日石清水臨時祭也。申沙汰雑事。辰刻計事具之由奉行愛長朝臣言上。予奏之。今日無出御、被止御禊。庭座以下惣可爲如天保六年度被仰出。予仰奉行(依御風氣也)内大臣以下着殿上。宣命奏聞了。庭座召公卿。次召使以下勤盃。賜挿頭花。次舞御覽了。午終刻使以下參社頭了。予今夜宿仕。今日散状。使實愛朝臣(今日着禁色○舞人陪從等略ス。○實麗卿記略ス。)
橋本実久
(寛政二年(1790年) - 安政四年(1857年))
江戸時代後期の公家、公卿。羽林家の橋本家当主。官位は正二位、任参議、権大納言。