岩崎禮太郎 著
新古今歌風とその周辺
笠間書院刊
著者:岩崎禮太郎
初版:昭和53年8月31日
発行:笠間書院
目次
第一章 源俊頼・俊恵法師
1 俊頼と基俊との歌論上の対立
ー「めづらしきふし」と「歌めく」を中心としてー
2 歌道における俊恵の歩みと到達点
ー歌論との関連においてー
第二章 鴨長明の和歌と歌論
1 鴨長明と新古今歌風
2 鴨長明の歌論おける「ことわり」の根元性
第三章 藤原定家の和歌と歌論
1 建久・正治・建仁期における定家の歌の推移
2 正治・建仁期における定家
ー過渡期的様相についてー
3 定家における艶・妖艶と余情妖艶体
4 定家の有心体とその背景
第四章 建保期の和歌
1 内大臣家百首における定家と家隆の歌
2 内大臣百首の定家の恋の歌における主情的表現
3 内裏名所百首における伝統の継承と創造
4 内裏名所百首における定家・家隆・俊成女の歌
5 後鳥羽院百首における定家と家隆との歌
第五章 貞永期の和歌と新勅撰和歌集
1 洞院摂政家百首における定家と家隆との歌
2 新勅撰和歌集の春歌の構成と特質
略年表
所収論文一覧
あとがき