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よい/\に君をあはれと思ひつゝ 人にはいはでねをのみぞなく 清慎公 返し 君だにも思いいでけるよひ/\を 待はいかなるこゝちかはする よみ人しらず
恋しさにしぬる命を思い出て とふ人あら◯なしとこたへよ ◯→ば
別ては昨◯今◯こそへだてつれ 昨◯今◯→昨日今日 千世しもへたる心ちのみする 謙徳公 返し 昨◯ともけふともしらず今はとて 昨◯→昨日 別し程の心まどひに 恵子女王 別し程→別しまま(イほど)
たえぬるか影だにみえばとふべきを かたみの水はみくさゐにけり 道綱母
かた/"\に引別つゝあやめ草 あらぬねをやはかけんと思ひし 陽明門院
ことの葉のうつろふだにもある物を いとゞ時雨のふりまさる○ん 伊勢 まさる◯ん→まさるらん
吹風につけてもとゞむさゝがにの かよひしみちは空にたゆとも 道綱母
葛の葉にあらぬ我身も秋風の 吹につけつゝうらみつる哉 天暦御歌
霜さやぐ野べの草葉にあらねども ◯◯か人めのかれまさるらん 延喜御歌 ◯◯か→などか
浅茅生る野べやかるらん山がつの ◯◯ほの草は色もかはらず よみ人知らず ◯◯ほ→かきほ
霞むらん程をもしらず時雨つゝ 女御 過にし秋の紅葉をぞみる 徽子女王 返し 今こんとたのめつゝふることの葉ぞ ときはにみゆる紅葉なりけり 天暦御歌
玉ぼこのみちははるかにあらねども うたて雲井にまどふ比哉 朱雀院御歌 返し 思いやるこゝろ空にある物を 女御 などか雲井にあひみざるらん 熈子女王
はる雨のふりしく比は青柳の いとみだれつゝ人ぞ恋ひしき 後朱雀院御歌 返し ※◯読めない字 ※下線は穂久邇文庫蔵本(岩波文庫)との差異。 Image may be NSFW.
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よい/\に君をあはれと思ひつゝ 人にはいはでねをのみぞなく 清慎公 返し 君だにも思いいでけるよひ/\を 待はいかなるこゝちかはする よみ人しらず
恋しさにしぬる命を思い出て とふ人あら◯なしとこたへよ ◯→ば
別ては昨◯今◯こそへだてつれ 昨◯今◯→昨日今日 千世しもへたる心ちのみする 謙徳公 返し 昨◯ともけふともしらず今はとて 昨◯→昨日 別し程の心まどひに 恵子女王 別し程→別しまま(イほど)
たえぬるか影だにみえばとふべきを かたみの水はみくさゐにけり 道綱母
かた/"\に引別つゝあやめ草 あらぬねをやはかけんと思ひし 陽明門院
ことの葉のうつろふだにもある物を いとゞ時雨のふりまさる○ん 伊勢 まさる◯ん→まさるらん
吹風につけてもとゞむさゝがにの かよひしみちは空にたゆとも 道綱母
葛の葉にあらぬ我身も秋風の 吹につけつゝうらみつる哉 天暦御歌
霜さやぐ野べの草葉にあらねども ◯◯か人めのかれまさるらん 延喜御歌 ◯◯か→などか
浅茅生る野べやかるらん山がつの ◯◯ほの草は色もかはらず よみ人知らず ◯◯ほ→かきほ
霞むらん程をもしらず時雨つゝ 女御 過にし秋の紅葉をぞみる 徽子女王 返し 今こんとたのめつゝふることの葉ぞ ときはにみゆる紅葉なりけり 天暦御歌
玉ぼこのみちははるかにあらねども うたて雲井にまどふ比哉 朱雀院御歌 返し 思いやるこゝろ空にある物を 女御 などか雲井にあひみざるらん 熈子女王
はる雨のふりしく比は青柳の いとみだれつゝ人ぞ恋ひしき 後朱雀院御歌 返し ※◯読めない字 ※下線は穂久邇文庫蔵本(岩波文庫)との差異。 Image may be NSFW.
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