$ 0 0 新古今和歌集 巻第一 春歌上 家の百首歌合に余寒の心を 摂政太上大臣 空はなほ霞もや らず風冴えて 雪気に曇る 春の夜の月 読み:そらはなほかすみもやらずかぜさえてゆきげにくもるはるのよのつき 意味;空はまだ春というのに霞もせず、風は寒く雪が降りそうな雲行きの春の夜の月だ 作者:藤原良経。1169ー1206年関白九条兼実の男。後京極殿と呼ばれる。新古今和歌集編纂に関与。仮名序作者。 備考:六百番歌合。八代抄、中古三十六人歌合歌、美濃の家苞。