右 藤原
元真
みち
行 夏草は
しげりに
人も
けりな
むすぶ 玉ぼこ
ばかり の
に
新古今和歌集巻第三 夏歌
題知らず
藤原元真
夏草は茂りにけりなたまぼこの道行き(イく)人もむすぶばかりに
よみ:なつくさはしげりにけりなたまぼこのみちゆきひともむすぶばかりに 定隆雅 隠
意味:夏草は茂ってしまった。(玉ぼこの)道を行く人も結んで目印にする程に。
備考:天徳三年内裏歌合で題は夏草。定家十体の濃様の例歌。玉ぼこのは道の枕詞。
令和3年4月25日 弐點壱/12枚
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