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Channel: 新古今和歌集の部屋
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自讃歌 後鳥羽院 安政三年書写不明本 蔵書

   太上天皇 桜さくとを山鳥のしだりをの  なが/"\し日もあかぬ色かな 露は袖に物おもふ頃はさぞなおく  かならず秋の習ひならねど おもひ出るおりたく柴の夕けぶり  むすぶもうれしわすれがたみに なき人のかたみの雲やしほるらん  ゆふべの雨に色はみへねど 見るまゝに山風あらくしつるめり  みやこもいまや夜ざむ成らん 我恋はまきの下葉にもる時雨  ぬるとも袖のいろにいでめや...

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絵入源氏物語 葵 女君達の近況 蔵書

源氏五十四帖 あふひ 浮世絵コレクション   しきすぢには思ひきこえ給へど、まだあらはれては              御息所廿九源氏廿一わざともてなしきこえ給はず。女もにげなき御とし のほどをはづかしうおぼして、心とけ給はぬけしきな れば、それにつゝみたるさまにもてなして、ゐんにもきこし めしいれ、世中の人もしらぬなくなりにたるを、ふかう しもあらぬ御心のほどを、いみじうおぼしなげき...

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絵入源氏物語 葵 車争ひ 蔵書

「遂に、御車共、立て続けつれば、ひとだまひの奥に押しやられて、物も見えず。」 くしたるしつらひ、人のそでぐちさへいみじきみもの   葵なり。大とのには、かやうの御ありきもおさ/\し給はぬ に、御こゝちさへなやましければ、おぼしかけざりけ るを、わかき人々゛いでやをのがどち、ひきしのびて み侍らんこそはえなかるべけれ。おほよそ人゛だに けふの物見には、大゛将どのをこそは、あやしきやまがつ...

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校正七部集 猿蓑 巻之二 4 蔵書

   病後                大阪空つりやかしらふらつゝ百合の花  何処 すゝ風や我より 先に 百合の花  乙刕    焼蚊辞を作りて 子やなかん其子の 母も蚊の喰ん  嵐蘭    餞別                膳所立さまや 蚊屋もはつさぬ旅の宿  里東    うとく成人にいれて    参宮する従者にはなむけして みしか夜を吉次か冠者に名残哉   其角 隙明や蚤の出て行 耳 の...

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遍昭 出家 公任三十六人撰 筆者不明色紙コレクション1

   右 僧正遍昭    とて     しも  たらち     烏羽   ねはなで    玉の    かゝれ ずや    わが  あり    くろ   けむ    髪          を後撰集 はじめてかしらおろし侍りける時、 ものにかきつけ侍りける                 遍昭たらちめはかかれとてしもむばたまのわがくろかみをなてずや有りけん公任三十六人撰和漢朗詠集令和3年4月25日...

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壬生忠岑 後朝歌 俊成三十六人歌合 筆者不明色紙コレクション2

   右 壬生忠岑   有明のつれなく   みへしわかれより     あかつきばかり         うき    ものはなし       古今和歌集巻第十三 恋歌三  題しらず                  壬生忠岑 有あけのつれなく見えし別より暁はかりうき物はなし   俊成三十六人歌合 百人一首     令和3年4月25日 弐點壱/12枚

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大中臣頼基 竹杖賀歌 俊成三十六人歌合 筆者不明色紙コレクション3

      右 大中臣  つくと             も     頼基朝臣   つき               じ 君が   ひとふしに    よはひ  千世を      は   こめたる           つえなれば       拾遺集巻第五 賀歌  おなじ賀(承平四年中宮の賀)に、竹のつ  ゑつくりて侍りけるに                  大中臣頼基...

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源宗于 常磐松春色 俊成三十六人歌合 筆者不明色紙コレクション4

   左 源宗于朝臣   常磐な 松の   る  みどりも春くれば    いまひ しほの    と   色まさりけり       古今和歌集巻第一 春歌上  寛平御時きさいの宮の歌合によめる               源むねゆきの朝臣 ときはなる松のみどりも春くれば今ひとしほの色まさりけり   公任三十六人撰 俊成三十六人歌合 和漢朗詠集     令和3年4月25日 弐點壱/12枚

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源信明 月と花 俊成三十六人歌合 筆者不明コレクション5

     右 源信明朝臣       あたらよの月と   人に   はなとを    みせ おなじくはあはれ     ばや  しらなむ       後撰集巻第三 春歌下   月のおもしろかりける夜、はなを  見て                 源さねあきら あたら夜の月と花とをおなしくはあはれしれらん人に見せはや   公任三十六人撰 俊成三十六人歌合   令和3年4月25日 弐點壱/12枚

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雑歌下 藤原清正 吹飯の鶴 俊成三十六人歌合 筆者不明コレクション6

   左    ふけヰの     藤    うらにゐる かへら  原    たづ       清     の  ざる    正  などか   べ    天   雲    き    津   井          風   に 新古今和歌集第十八 雜歌下  殿上離れ侍りてよみ侍りける                藤原清正朝臣 天つ風ふけひの浦にゐる鶴のなどか雲居にかへらざるべき...

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源順 秋の最中 俊成三十六人歌合 筆者不明コレクション7

    なり  かぞふれば    け     る  こよひは          秋の 右 源 順         もなか 水のおもにて    る月なみを       拾遺集  屏風に、八月十五夜池ある家に人あそ  びしたる所                   源したがふ 水のおもにてる月浪をかそふれはこよひそ秋のもなかなりける   公任三十六人撰 俊成三十六人歌合 和漢朗詠集...

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藤原興風 七夕一年一度 俊成三十六人歌合 筆者不明コレクション8

    左 藤原興風   ちぎりけむこゝろぞ     つらき七夕の    としにひとたび     逢はあふかは     古今和歌集巻第四 秋歌上  おなじ御時きさいの宮の歌合のうた               藤原おきかせ 契りけむ心ぞつらきたなばたの年にひとたびあふはあふかは   公任三十六人撰 俊成三十六人歌合     令和3年4月25日 弐點壱/12枚

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坂上是則 吉野山の白雪 俊成三十六人歌合 筆者不明コレクション9

     左  坂上是則          ふる な  みよし    さと  り    野ゝ   ま  山の   さむ   さる  しら雪   く    なり  つもる          らし       古今集巻第六 冬歌  ならの京にまかれりける時にやど  れりける所にてよめる                 坂上これのり みよしのの山の白雪つもるらしふるさと寒くなりまさるなり...

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夏歌 夏草 藤原元真 筆者不明コレクション10

      右 藤原         元真 みち  行   夏草は        しげりに   人も       けりな むすぶ    玉ぼこ   ばかり      の     に     新古今和歌集巻第三 夏歌  題知らず                   藤原元真 夏草は茂りにけりなたまぼこの道行き(イく)人もむすぶばかりに...

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恋歌四 末枯萩の恋 慈円 広幡豊忠筆コレクション11

    前大僧正慈鎮   我恋は庭の     むらはぎうら         がれて    ひとをも身をも       秋の夕ぐれ       新古今和歌集巻第十四 戀歌四   戀の歌とてよみ侍りける わが戀は庭のむら萩うらがれて人をも身をあきのゆふぐれ   よみ:わがこいはにわのむらはぎうらがれてひとをもみをもあきのゆうぐれ 定雅 隠...

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元日 松堅? 作者不詳和歌 コレクション12

   元日         松堅 山里の人に見せばや   長閑なる都の     春の       かどの         よつかぜ      元旦 山里の人に見せばや長閑なる都の春の門の四つ風   松堅 不明   享年八十七トス   宮川松堅? 寛永九年~享保十一年(1632-1726) 号:松亭軒など...

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絵入源氏物語 葵 御息所の屈辱 蔵書

葵祭 斎王代路頭の儀 御息所心こゝろやましきをばさる物にて、かゝるやつれをそ れとしられぬるが、いみじうねたきことかぎりなし。 しぢなどもみなをしおられて、すゞろなるくる まのどうにうちかけたれば、又なう人わろくくや しう、なにゝきつらんと思ふにかひなし。ものも見 でかへらんとし給へど、とをりいでんひまもなきに、                源也ことなりぬといへば、さすがにつらき人の御まへわた...

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新古今和歌集三 伝亀山院・青蓮院道円法親王筆 蔵書

         愛媛          大学 古典叢刊 27 新古今和歌集 三 伝亀山院・青蓮院道円法親王筆 編者:中小路駿逸 初版:昭和57年10月10日 刊行:愛媛大学法文学部国語国文学研究室 愛媛大学 古典叢刊刊行会 今治市河野信一記念文化館(現今治市河野美術館)蔵 新古今和歌集上下二冊を 一 真名序、仮名序から巻第六冬歌まで 二 巻第七賀歌から巻第十四恋歌四まで 三...

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校正七部集 猿蓑 巻之二 5 巻之三 1 蔵書

夕くれや 屼並ひたる雲 の 峯  去来   はしめて洛に入て                大阪雲のみね今のは比叡に 似た物か  之道     秋 秋風や 蓮をちからに花ひとつ  不知讀人   此句東武よりきこゆもし素堂か かつくりとぬけ初る歯や秋 の風  杉風 芭蕉葉は何になれとや 秋の風   路通 人に似て 猿も手を組 秋の風   珎碩   加賀の全昌寺に宿す 終夜 秋風 きくや 裏 の 山...

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焔 上村松園 絵葉書コレクション

文部省第十二回美術展覽會出品         焔       上村松園女史筆   焔 上村松園 東京国立博物館蔵 大正7年 謡曲葵の上を題材 文部省美術展覧会 現在の日展の前身で文展の略称で呼ばれる。明治40年第一回開催。その後帝国美術院、帝国芸術院、日本芸術院と主催が移り、現在は社団法人日展が開催。第12回文展は、大正7年10月14日から11月20日まで。 東京 株式会社 審美書院發行 THE...

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