Lesson19
池袋駅に、金沢の柴舟小出のお店が有るとの情報で買いに行くが、見つからない。感染の恐れから長時間人混みの中を探し回るのは避けたい。その後、加賀銘菓の森八に行くと、柴舟があったので、購入。
加賀の金石(かないわ)港付近宮の腰の犀川の芝舟をイメージしたとか。昔、金石港に行くと狸に出会った。魚のおこぼれでも頂いているのかな?差し詰、「お魚咥えたドラたぬき♩追っかけて♪裸足で懸けて行く陽気なサザエさん」と金石では なっていたのかも?
もののふの八十宇治川
しかし、新古今の世界では、柴舟は宇治川となっている。
新古今和歌集巻第二 春歌下
五十首歌奉りし時 寂蓮法師
暮れて行く春のみなとは知らねども霞に落つる宇治のしば舟
読み:くれてゆくはるのみなとはしらねどもかすみにおつるうじのしばふね 隠
意訳:暮れてゆく春の行き着く先はしらないけれど、霞の中に落ちて行くように下る宇治の柴を積んだ舟の行き先はわかります。
作者:じゃくれん1139?~1202俗名藤原定長。醍醐寺阿闍利俊海の子叔父の俊成の養子となり、新古今和歌集の撰者となったが、途中没。
備考:老若五十首歌合。八代抄、歌枕名寄、美濃、新古今集聞書、新古今抄、宗長、九代抄、九代集抄。
と言う事で、無理矢理、森永の小枝 宇治ほうじ茶を乗せ、宇治の柴舟とした。青海波は海だが、あさぼらけ宇治の川霧絶え絶えにあらはれ渡る瀬ぜの網代木(藤原定頼)の様子とする。
観月橋付近の川霧