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Channel: 新古今和歌集の部屋
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迎春 旧正月 その1

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迎春


太陽暦とは、ローマ教皇グレゴリオ13世が、キリスト教の復活祭の日程を決める為に、ユリウス暦を1582年に改良したもの。それを明治政府が、ほぼ西暦1872年に当たる明治5年、「太陰暦ヲ廃シ太陽暦ヲ頒行ス」とする改暦ノ布告(明治5年太政官布告第337号)を布告し、明治5年12月2日(1872年12月31日)をもって太陰太陽暦(天保暦)を廃止し、翌・明治6年(1873年)から太陽暦を採用した。つまり今の1月1日は、神道とは何の関係も無い日。日本の神様にとっては、異国のキリスト教の日に新年だと人間の都合で言われても困るだろう?と言う事で、初詣は旧暦の旧正月に毎年行っている。幸いにして、そんな変わり者は少なく、密になる事も無い。

いつも拝見している俳句blogの方の季語『新蕎麦』の記事で紹介されていた店で、にしん蕎麦を食べる。京都では年越し蕎麦。行こう行こうとして早数ヶ月。やっと行くことが出来た。

早速氷川神社に向かう。



先ず、本殿参拝後、末社の柿本人麻呂神社で参拝。歌道上達を祈願した。参拝後、歩いていると、石につまずき、転けそうになった。「今年も歌道上達は、無理」と言う御神託であろう?😭
それでもめげずに、おみくじ「むすびの歌占」を行う。
おみくじには、万葉集歌が掲載されていて、吉凶の記載は無い。


撫子の その花にもが 朝な朝な手に取り持ちて 恋ひぬ日なけむ             大伴家持あなたがなでしこの花だったらなあ。そうしたら毎朝手に取って、恋しく思わない日はないだろうに。

とある。逢不逢恋と言う意味であろう?😭😭😭新古今和歌集の部屋の亭主としては、めげてはいけない。万葉集巻第三 大伴宿禰家持贈同坂上家之大嬢歌一首(408)石竹之 其花爾毛我 朝旦 手取持而 不戀日將無

空いてて、密無し。台湾系の方が多数参拝していた。


いつも拝見している素敵な女の子のblogで紹介していた和菓子店で、お菓子を買う。家族に食べられて食べられなかった最中には餅が入っている。正月には餅!の代用とする。喉に詰まる心配も無い。

越生の千本梅も買う。越生町は梅の名所と言う事も、おごせと読む事も初めて知った。

その後、日枝神社、八幡宮、菅原神社を巡る。

菅原神社の梅は、紅白共に開花していた。

拙句あらたまを舊びて巡るかはり者

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