Quantcast
Channel: 新古今和歌集の部屋
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4333

新古今集聞書幽斎補筆 秋歌上 家隆 枕上初風 千五百番歌合 蔵書

$
0
0

野原は風ふく時分なればなにとかんとせんと

よめる哥也。

                 源具親

しきたへの枕の上にすぎぬなり露を尋る秋のはつ風

しきたへはしきて堪忍するこゝろなり。風の

ならひ物にあたりてちらすものなり。さてわが

枕の上をば過ていづくへゆくぞ。涙をばしらぬ

かとよめり。我涙をしらせてちらさばやと

思ふこゝろなり。



※この注は、九代抄に「敷妙は敷て堪忍する枕なり」とあるが、他の部分は出典不明。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4333

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>