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Channel: 新古今和歌集の部屋
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東京国立博物館 特別展「やまと絵」 第2回報告

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11月25日15時17分

東京国立博物館のやまと絵展の2回目を観てきた。金曜日だったので、閉館は8時。入場の待ち時間はなかったが、一遍上人絵巻、鳥獣戯画絵巻丁巻などの前が混雑した。兎、蛙の甲巻の時に、じっくり観られたので、悔いは無い。
西行物語絵巻があった。 これは、愛知徳川美術館所蔵ではあるが、この続きの巻が、拙コレクションの萬野家蔵本のものである。 拙コレクションと同じもの(複製だけど)が、展示してあって興味深く観覧した。 まなざしのヒント 特別展やまと絵 - 日曜美術館

まなざしのヒント 特別展やまと絵 - 日曜美術館

美術の楽しみ方を展覧会場で実践的に学ぶ好評シリーズ「まなざしのヒント」。3回目の今回は話題の特別展「やまと絵」(東京国立博物館)を取り上げる。国宝の平安絵巻、洗...

まなざしのヒント 特別展やまと絵

何気に、テレビを見ていると、大和絵の解説をしていた。そう言う見方があるのかととても興味深く拝見し、観賞に役立った。
伴大納言絵詞は、もう展示されてい無かったが、新古今和歌集の部屋としては、この絵巻のネタを。
伴大納言絵詞 - Wikipedia

伴大納言絵詞 - Wikipedia


宇治拾遺物語 巻第十  一 伴大納言、応天門を焼く事今は昔、水の尾の御門の御時に応天門焼けぬ。人のうけたるになんありける。それを伴善男といふ大納言、「これは信の大臣のしわざなり」とおほやけに申しければ、その大臣を罪せんとせさせ給うけるに、忠仁公、世の政は御弟の西三条の右大臣に譲りて、白川に籠り居給へる時にて、この事を聞き驚き給ひて、御烏帽子直垂ながら移しの馬に乗り給ひて、乗りながら北の陣までおはして、御前に参り給ひて、「この事、申す人の讒言にも侍らん。大事になさせ給ふ事、いと異樣の事なり。かゝる事は返す/\よく糺して、まこと、空言顕して、行はせ給ふべきなり」と奏し給ひければ、「まことにも」と思し召して糺させ給ふに、一定もなき事なれば、「許し給ふ由仰せよ」とある宣旨承りてぞ大臣は帰り給ひける。左の大臣はすぐしたる事もなきに、かゝる横ざまの罪に当るを思し歎きて、日の装束して庭に荒薦を敷きて出でて、天道に訴へ申し給ひけるに、許し給ふ御使に、頭中将馬に乗りながら馳せまうでければ、急ぎ罪せらるゝ使ぞと心得て、ひと家泣きのゝしるに、許し給ふ由仰せかけて帰りぬれば、また悦び泣きおびたゝしかりけり。許され給ひにけれど、「おほやけにつかうまつりては、横ざまの罪出で來ぬべかりけり」といひて、殊にもとのやうに宮仕へもし給はざりけり。

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