組打図絵 加部源次と和比八郎、小林重隆 蔵書
加部源次は さゝきのいへ 加部源次 のこ和比 八郎と くみ合 て馬が おちしが 源次ち かいま さり けん 和比八郎 八郎を押へくび をかく和比八郎 がいとこに小ばやし 三郎しげたか今八郎がうた れしを見てはしりかゝりてかべ 源次に引くみ上になり下に なりかいちうへまろび つぎへ つゞき小林がろうとう黒田けんだあなやとか●● おもうみのなかゆへみづそこへつゞくをあたわづい...
View Article源氏物語絵 花散里 土佐光成画コレクション
源氏物語 花散里 かの本意の所は、思しやりつるもしるく、人目なく、静かにておはする有樣を見給ふも、いとあはれなり。まづ、女御の御方にて、昔の御物語など聞こえ給ふに、夜更にけり。 二十日の月さし出づる程に、いとど木高き蔭ども木暗く見え渡りて、近き橘の薫り懐かしく匂ひて、女御の御けはひ、ねびにたれど、あくまで用意あり、あてにらうたげなり。...
View Article冬歌 能因 野田の玉川 多賀城市思惑橋パネル
ゆふさればしほ風こしてみちのくの のだの玉河千鳥なくなり 新古今和歌集巻第六 冬歌 みちのくにに罷りける時よみ侍りける 能因法師夕されば汐風越してみちのくの野田の玉川ちどり鳴くなり よみ:ゆうさればしおかぜこしてみちのくののだのたまがわちどりなくなり 隠 意味:夕方になると潮風が吹いて、東北の野田の玉川の千鳥が鳴いています。備考:歌枕 野田の玉川 宮城県多賀城市・塩竈市...
View Article山家集 西行 思惑の橋 多賀城市思惑橋パネル
おもはくの橋ふまゝうきもみぢのにしきちりしきて人もかよはぬおもはくのはし 山家集 下雑 古りたる棚橋を紅葉の埋みたりける、渡りにくゝてやす らはれて、人に尋ねけれは、おもはくの橋と申すはこれな りと申しけるを聞きて踏まゝ憂き紅葉の錦散り敷きて人も通はぬおもはくの橋...
View Article尾張廼家苞 恋歌四 5
尾張廼家苞 四之下 るによりて、かく宿はあれ果侍ぬとかこちうらむべき方 もなしと也。此説すべてきこえず。心ながくて詞に得がたくや。正明も心 を得ざりしを、からくして一説を得たり。たづねてもとはとひ 來る事、深き蓬とは、人のとひこで庭のあれたる事、露のかごとゝは其うらみをいふ 事、袖にかくべきかたぞなきとは、涙のみ袖にかゝりて、うらみのふしをえつゞけやらぬ事。...
View ArticleYouTube短歌:メランコリック ラビリンス サティ:グノシエンヌ 第1番
サティ:グノシエンヌ 第1番 わたしはいつまでもダリの迷路から抜け出せずにゐる いったりきたり サティのグノシエンヌ...
View Article組打図絵 佐々木盛綱 藤戸合戦 蔵書
佐々木盛綱 このと き先 じん 佐々木 盛綱は 軍事巧者 の勇し るればひそかに 藤戸のわたり にゆきて浦人をよび よせ海中浅瀬の端所 をたづねけるにうら人 二三人申けるはしぶみ 見とゞけ置候間おん さきだちつかまつらん とて佐々木のぐんぜい おめきすゝんでわたりける。 亦一説に淺瀬を聞● 其場にてさしころせしと いゝ傳はれども盛綱なん そかいせんや。亦いふ其ば にてほふびをとらせし...
View Article源氏物語絵 少女 土佐光成画コレクション
源氏物語 少女 大殿には、今年、五節たてまつりたまふ。何ばかりの御いそぎならねど、童女の装束など、近うなりぬとて、急ぎせさせ給ふ。 東の院には、参りの夜の人びとの装束せさせ給ふ。殿には、大方の事共、中宮よりも、童、下仕への料など、えならで奉れ給へり。...
View Article新古今集聞書幽斎補筆 秋歌上 慈円 山道秋行 蔵書
よく/\くふうして納得すべき事なり。 同 ○ものおもはでかゝる露やは袖におくながめてけりな秋の夕暮 秋のゆふべをながめやるにさしてそれとしも悲 しきゆへもなし。されども袖をみれば露のあ まるばかり。われは秋の夕べをながむるともおもはね ど夕感にひかれて覚えず袖のしほれたるかと ふしんしてさてはながめけるにわれはなかむとも おもはざりつるにといひさしたる哥なり。作意...
View Article短歌:ブラック キュビズム展 美の革命を観て
破壊そして構築意味不明のパピエ・コレ 形が分かる物も上野の国立西洋美術館で「キュビズム展 美の革命」を観て来た。門外漢の私には、キュビズムは、何がなんだか分からない🤷♂️が、多くが写真📷️OKと言うのがblogネタとして嬉しい。ジョルジュ・ブラック(Georges Braque, 1882年-...
View Article東京国立博物館 特別展「やまと絵」 第2回報告
11月25日15時17分 東京国立博物館のやまと絵展の2回目を観てきた。金曜日だったので、閉館は8時。入場の待ち時間はなかったが、一遍上人絵巻、鳥獣戯画絵巻丁巻などの前が混雑した。兎、蛙の甲巻の時に、じっくり観られたので、悔いは無い。 西行物語絵巻があった。 これは、愛知徳川美術館所蔵ではあるが、この続きの巻が、拙コレクションの萬野家蔵本のものである。...
View Article秋歌上 西行 宮城野 和歌モニュメント
山家集 西行法師 あはれいかに くさばのつゆの こぼるらむ 秋風たちぬ 宮ぎのゝはら 新古今和歌集巻第四 秋歌上 題しらず 西行法師あはれいかに草葉の露のこぼるらむ秋風立ちぬ宮城野の原 よみ:あわれいかにくさばのつゆのこぼるらむあきかぜたちぬみやぎののはら 有定隆雅 隠...
View Article建仁元年八月十五夜撰歌合 後鳥羽院 野月露涼 宮城野通モニュメント
後鳥羽院御集 月すめば 露を霜かと みやぎ野ゝ こはぎが原は なほ秋の風 建仁元年八月十五夜撰歌合 三十六番 野月露涼 左勝 女房(後鳥羽院) 月すめば露を霜かとみやぎのゝこ萩が原は猶あきのかぜ 右やどりかねたるは、春影供歌合の中に湖上霧の歌に 侍りしにや。宮城野の秋風いとおもしろく聞ゆとて、 以左為勝。...
View Article新古今増抄 巻第一 西行 遥見人家花便入 蔵書
そでにみだるゝよと、納得したる哥なり。 詩も折梅花挿頭とある故に、越てといふ にて、頭にさす事をあひしらひ、二月の雪 と花を詩にもいひたれば、匂ふ雪といひ て花の事にしてあひしらへる作なり。 句題かく心をまはしてよむものなりとぞ。 一 題しらず 西行法師 一 とめこかし梅さかり成やどはうときも人はおりにこそよれ 増抄云。こひこかしと云本もあり。とめこかし...
View ArticleYouTube短歌:休日 シベリウス「樅の木」を聴いて
シベリウス: 5つの小品 樹木の組曲 から 第5曲 「樅の木」 何ノ予定モ無イ日ハ 何カ予定ヲ作ロウトシテイル 執着カ? 今日は、何の予定も無いので、とりあえず古文を読んでいる。午後から何をしよう?と考えた時、昔は、忙しく休みが少しでも欲しいと思っていた。...
View ArticleYouTube短歌:君と KANさんの逝去に
ラララしか歌えないけど後何年も生きられないけど 楽しみたい「愛は勝つ」で大ヒットしたKANさんが、11月12日に逝去した。東日本大震災の復興では、KANさんの歌をお互い歌って励まされた人も多かったと聞く。今知ったので、急遽アップした。歌手 KANさん死去 61歳 「愛は勝つ」などのヒット曲 |...
View Article