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立ちのぼる煙や空に霞むらむ
緑も深き塩竃の浦 範宗
塩竃の藻塩
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建保名所百首 春歌
鹽竈
範宗
たちのぼるけぶりやそらにかすむらむみどりもふかきしほがまのうら
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藤原範宗 承安元年(1171)―天福元年(1233)
鎌倉時代の歌人。治部少輔基明の子。母は民部少輔源延俊の娘。俊憲の孫で信西の曾孫に当たる。蔵人,安芸守,丹後守,中宮亮などを経て,嘉禄1(1225)年,非参議従三位に至る。いわゆる新古今期の後鳥羽院歌壇には参加していないが,順徳天皇内裏歌壇では常連として活躍,承久の乱(1221)までそのほとんどの歌合,歌会に出席した。また道家,教実ら九条家の和歌行事にも参加,乱後も貞永1(1232)年「石清水若宮歌合」や「洞院摂政家百首」などに出詠。その家集『範宗集』(『郁芳三品集』)は自選かとされる。『新勅撰集』以下に14首入集。
(田渕句美子)