東大寺鐘
おくしもの
寺の 花いつく
かね しき
の 名もたかし
ひヽき ふりぬる
に
南都八景
東大寺鐘 前大納言四辻入道善成
をく霜の花いつくしき名も高しふりぬる寺の鐘のひびきに
作者:善成王は延文元年(1356年)に臣籍降下し源善成(四辻善成)を名乗るが、以後も四辻宮をなのっていたという。臣籍降下後も親王宣下されることを望んでいたがかなわず、応永2年(1395年)出家した。
筆者:梅小路共方 (承応二年(1653年)- 享保十二年(1727年))梅小路定矩の男。権大納言正二位
平成27年7月 2日點伍