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Channel: 新古今和歌集の部屋
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雑歌上 伊勢物語 贈出家装束

新古今和歌集第十六 雜歌上  業平朝臣の装束遣はして侍りけるに             紀有常朝臣 秋や來る   露や まがふと思    ふまであるは  涙の降    るにぞありける 読み:あきやくるつゆやまがうとおもうまであるはなみだのふるにぞありける 意味:秋が来て袖に露が置いたのかと思うまでに。嬉し涙が降る為でした。ありがとう。...

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秋歌上 西行宮城野の露 筆者不明コレクション

新古今和歌集 巻第四秋歌上  題しらず       西行法師 あはれいかに草葉の つゆのこほるらむ  秋あきかぜたちぬ  みやぎ野のはら   歌:あはれいかに草葉の露のこぼるらむ秋風立ちぬ宮城野の原 読み:あわれいかにくさばのつゆのこぼるらむあきかぜたちぬみやぎののはら 隠 意味:ああ、どれくらい草葉の露が零れているだろうか。秋風が吹き始めた宮城野の原は。 備考:歌枕 宮城県仙台市宮城野で萩が有名...

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恋歌五 伊勢物語 疑忘恋

新古今和歌集 巻第十五 戀歌五  題しらず      よみ人知らず    忘るらむと  おもふこころの 疑に  ありし   よりけに           ものぞ悲しき   読み:わするらむとおもうこころのうたがいにありしよりけにものぞかなしき 隠 意味:私のことを忘れてしまっているのではないかと疑っている自分に気づいて、前よりも一層悲しくなってしまいました。 備考:伊勢物語 第二十一段...

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冬歌 俊成雪の天香久山 筆者不明コレクション

新古今和歌集 巻第六冬歌  守覺法親王五十首歌よませ侍りけるに  皇太后宮大夫俊成 雪ふればみねの まさがきうづもれ         て  月にみがける   あまのかぐやま 歌:雪降れば峰の正垣埋もれて月に研ける天の香久山 読み:ゆきふればみねのまさかきうずもれてつきにみがけるあまのかぐやま 隠 備考:守覚法親王五十首歌 八代集抄、歌枕名寄、美濃の家づと、 九代抄、 九代集抄 平成27年6月7日點七

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新千載集 寄月恋 筆者不明コレクション

新千載和歌集 巻十五恋五 1556   粟田宮歌合に寄月恋        花山院入道前右大臣 思ひ     契らぬ   わび     月            の いく世の    忘れ    そらに    かた   かこつらむ    み               を 読み:おもひわびいくよのそらにかこつらむちぎらぬつきのわすれがたみを 作者:花山院忠経1173-1229 備考:粟田宮歌合...

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玉葉集 寝る夜の夢 筆者不明コレクション

玉葉集 巻第十八雑歌五 2457  夢をよませ給うける         伏見院御歌 夢はただぬる夜 のうちのうつヽ      にて さめての(ぬる)のちの なにこそありけれ 読み:ゆめはただぬるよのうちのうつつにてさめぬるのちのなにこそありけれ 意味:夢はただ寝ている夜の中の現実であって、覚めてしまった後は本当に何もないものだ 作者:伏見天皇...

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恋歌五 恋歌三 伊勢物語 高安の女

新古今和歌集 巻第十五戀歌五  題しらず       よみ人知らず    君があたり  見つつ を居らむ    伊駒山      雲なかくしそ   雨は降るとも   読み:きみがあたりみつつをおらむいこまやまくもなかくしそあめはふるとも 意味:あの人がいる大和の国の方をみていたいので、生駒山を雲で隠さないでください。例え雨が降ったとしても。 備考:伊勢物語 第二十三段 万葉集 第巻十二 3032...

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恋歌五 伊勢物語 憂きながら

新古今和歌集 巻第十五 戀歌五   題しらず        よみ人知らず 憂きなが    ら人を     ばえしも  忘れねば かつ  恨みつつな     ほぞ戀しき   読み:うきながらひとをばえしもわすれねばかつうらみつつなおぞこいしき 隠 意味:辛いことですが、貴方のことがどうしても忘れられないので、一方では恨みながら、一方ではやはり恋しく思っているのですよ。 備考:伊勢物語 第二十二段...

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恋歌五 伊勢物語 袖に港

新古今和歌集 巻第十五 戀歌五  題しらず       よみ人知らず おもほえず 袖に湊の騷ぐかな もろこし舟の寄りしばかりに   読み:おもおえずそでにみなとのさわぐかなもろこしふねのよりしばかりに 隠 意味:貴方からの優しい言葉に、思わず袖に涙があふれてきて、まるで湊に大きな唐舟が来たことからとても騒がしくなった様に動揺しています。※多数異訳あり 備考:伊勢物語 二十六段 八 注...

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明月記 福原遷都の噂 治承四年五月、六月

治承四年五月 卅日 天晴る。早旦布衣を着して院に參ず。帥參候す。上下奔走周章し、女房悲泣の氣色あり。密かに右馬允盛弘を招き(若州の後見)、子細を問ふ。答へて云ふ、俄に遷都の聞こえあり。両院、主上忽ち臨幸あるべき由、入道殿申さしめ給ふと。前途又安否を知らず。悲泣の外、他事無しと云々。退出して法性寺に歸る。 六月 一日...

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方丈記諺解

方丈記諺解 元禄六年初冬稿。元禄七年仲春刊 摂陽散人著 宇治より大津街道六地蔵より五六町東有一言観音堂より右の方へ上りて又少し下りセバキ谷あいのおちくぼなる所の右の上に方丈をたてられしとなん。今に岩は残りてよんで長明石といわるゝ則此所を外山といへり。 六地蔵 京阪六地蔵駅山科川 一言寺(醍醐山金剛王院) 醍醐寺境内栢杜遺跡  

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方丈の庵

  大福光寺本...

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鴨長明集 親の跡

養和元年五月 日鴨長明 いまはたゝ(イよりは)しでの山路ぞいそがるゝせめては(さきだつイ)親のあとやふむとて 遁世の時よめる。かくて山城日野法泉寺といふところに方丈をつくりてすめり。びはの三曲を常にひける石あり。三曲石といひてあり。方丈の記とて一帖あり。一丈四方なる所なればをきどころなくてしけると也。

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南都八景和歌 佐保川螢 万里小路淳房筆

  佐保川螢 とふほたる影を   うつしてさほ川         の  あさ瀬にふかき     心をそしる 南都八景 佐保川螢 前内大臣三条公忠 飛ほたる影をうつして佐保川の浅瀬に深き心をぞ知る 読み:とぶほたるかげをうつしてさほがわのあさせにふかきこころをぞしる 詠人:三条公忠 (元亨4年(1324年)-永徳3=弘和3年(1384年)...

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南都八景和歌 東大寺鐘 梅小路共方筆

東大寺鐘     おくしもの 寺の   花いつく かね     しき   の  名もたかし   ひヽき  ふりぬる    に 南都八景 東大寺鐘   前大納言四辻入道善成 をく霜の花いつくしき名も高しふりぬる寺の鐘のひびきに...

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南都八景和歌 轟橋行人 冷泉為綱筆

  軣橋行人 うちわたるひとめも   たえす行駒の  ふみこそならせ    とヽろきのはし 南都八景 轟橋行人  藤原冬宗 うち渡る人めも絶えず行く駒の踏みこそならせとどろきのはし 読み:うちわたるひとめもたえずゆくこまのふみこそならせとどろきのはし 詠者: 大炊御門冬宗(延文2年・正平23年(1357年)-応永12年(1405年))従一位権大納言。大炊御門冬信男。子に宗氏、足利義満側室。...

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秋歌上 西行鴫立つ澤 中御門資熙筆

新古今和歌集巻第四 秋歌上 題しらず    中御門権大納言資熙卿     西行法師 こヽろなき身にも  あはれは 知られ           けり  鴫たつさはの    秋の夕くれ 読み:こころなきみにもあわれはしられけりしぎたつさわのあきのゆうぐれ 隠 歌:心なき身にもあはれは知られけりしぎたつ沢の秋の夕ぐれ...

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離別歌 西行東方夕月 難波宗尚筆

新古今和歌集 巻第九離別歌 陸奧へ罷りける人に餞し侍りけるに  西行法師 難波中将宗尚 従三位 君いなは月  まつとても    なかめやらん  あつまの      かたの   夕くれの空 読み:きみいなばつきまつとてもながめやらむあずまのかたのゆうぐれのそら 隠 歌:君いなば月待つとてもながめやらむ東のかたの夕暮の空...

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南都八景

猿沢池の月  読み人しらず 長閑なる波にぞ凍る猿沢の池よりとをく月はすむとも 春日野の鹿  勧修寺参議右大辨経重 無臭無聲野色妍 只看麋鹿食草眠 舜深山與文霊囿 斯處聖神易地然  権中納言公勝 春日山峯の嵐や寒からむ麓の野辺の鹿ぞ鳴くなる 東大寺の鐘  前大納言四辻入道善成 をく霜の花をいつくし名も高しふりぬる寺の鐘の響きに     三笠山の雪  徳大寺左近衛大将實時 白雪無邊藏數峯...

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方丈記古注

首書鴨長明方丈記 明暦四年戊戌正月吉日 長谷川市良兵衛 山岡元隣 著 底本:流布本系 末尾に月影の和歌有り。 方丈記訵説 明暦四年戊戌正月上旬 大和田久左衛門板行 著者:大和田気求 底本:流布本系 末尾に月影の和歌有り。 長明方丈記抄 盤斎 著 方丈記諺解 元禄六年初冬稿。元禄七年仲春刊 摂陽散人 著 方丈記流水抄 享保四年己亥仲秋穀旦 長明方丈記抄(宜春抄) 経尊閣本 仁木宜春 著...

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