つくらすつちゐをくみうちおほ
ひをふきてつきめことにかけか
ねをかけたり。もしこころにかなはぬ
事あらはやすくほかへうつさんか
ためなり。そのあらためつくると
きいくはくのわつらひかある。つ
むところわつかに二りやうなり。
くるまのちからをむくうほと
には他の用途いらす。いまひえの
(地を占めて)
造らず。
土居を組み、内覆ひを葺きて、継ぎ目毎に、掛け金を掛けたり。
もし、心に叶はぬ事有らば、易く他に移さんが為也。
その改めて造る時、幾許の煩ひかある。
積む所僅かに二両也。
車の力を報う程には他の用途要らず。
今、比叡の
(参考)大福光寺本
ツクラス
ツチヰヲクミウチヲホヰヲフキテツキメコトニカケカネヲカケタリ
若心ニカナハヌ事アラハヤスクホカヘウツサムカタメナリ
ソノアラタメツクル事イクハクノワツラヒカアル
ツムトコロワツカニ二両
クルマノチカラヲムクフホカニハサラニ他ノヨウトウイラス
イマ日野