新古今和歌集 巻第四秋歌上
百首歌奉し時
摂政太政大臣
おしなべて
思ひし
ことのかずかずに
なほ
色まさる
秋の夕暮
読み:おしなべておもいしことのかずかずになほいろまさるあきのゆうぐれ
備考: 正治二年後鳥羽院初度御百首
美濃の家づと
参考
和漢朗詠集 秋興
暮立 白居易
大抵四時心惣苦 大抵(おおむね)四時は心惣て苦(ねんごろ)なり
就中腸断是秋天 就中(このうち)腸(はらわた)の断ゆる是秋の天なり
客舎秋情 小野篁
物色自堪傷客意 物の色は自ら客の意を傷たましむに堪えたり
宜将愁字作秋心 宜(うべ)なり愁の字をもて秋の心に作れること
写真:飛鳥村より葛城山を