拾藻鈔(公順)第八
雑歌上
鴨長明とやまの方丈にかきつけ侍りし
朽果てぬその名ばかりと思ひしに跡さへ残る草のいほかな
新編国歌大観第7巻〔130拾藻〕350
公順
鎌倉-南北朝時代の僧,歌人。藤原秀能の曾孫。九条金頂寺別当禅観の子。二条派歌人。三井寺法印。
拾藻鈔は、建武元年(1334年)暮、夢想により和歌所に進呈すべく自撰した私歌集。
入道大納言(為世)百首(正中二年)の後に掲載。
これによると、1320年頃まで方丈庵があった事となる。100年以上も草庵を維持する為には、鴨長明の没後も他の者が利用していた可能性が大きい。
雑歌上
鴨長明とやまの方丈にかきつけ侍りし
朽果てぬその名ばかりと思ひしに跡さへ残る草のいほかな
新編国歌大観第7巻〔130拾藻〕350
公順
鎌倉-南北朝時代の僧,歌人。藤原秀能の曾孫。九条金頂寺別当禅観の子。二条派歌人。三井寺法印。
拾藻鈔は、建武元年(1334年)暮、夢想により和歌所に進呈すべく自撰した私歌集。
入道大納言(為世)百首(正中二年)の後に掲載。
これによると、1320年頃まで方丈庵があった事となる。100年以上も草庵を維持する為には、鴨長明の没後も他の者が利用していた可能性が大きい。