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Channel: 新古今和歌集の部屋
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徒然草 正徹本奥書

正徹書写 徒然草奥書 兼好法師作也ト云云 此ノ草子一見之次、不ルノ堪ヘ感ニ余リ去ヌル 永享元年冬十二月中旬ノ比、書写シ 畢ンヌ。則チ両三本之取リ合セ校シテ以テ直シ付ケ畢。 雖モ然リト尚以テ非ル無キニ不審也。初書写之 本或ル仁依リ所望ニ与ヘ進ラセ重ネテ書写スル所也。 後日以テ能書ヲ誂フル清書ヲ者也。 永享三年卯月十二日巧終ヘ畢シス         非人正徹 花押 永享元年(1429年)十二月...

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醍醐随筆

醍醐随筆        中山三柳...

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歌論 無名抄 黒主成神事

黒主成神事  また、志賀の郡に、大道より少し入りて、山際に、黒主の明神と申す神います。これは、昔の黒主が神になれるなり。  大伴黒主神社

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方丈庵跡和歌

拾藻鈔(公順)第八 雑歌上 鴨長明とやまの方丈にかきつけ侍りし 朽果てぬその名ばかりと思ひしに跡さへ残る草のいほかな 新編国歌大観第7巻〔130拾藻〕350 公順 鎌倉-南北朝時代の僧,歌人。藤原秀能の曾孫。九条金頂寺別当禅観の子。二条派歌人。三井寺法印。 拾藻鈔は、建武元年(1334年)暮、夢想により和歌所に進呈すべく自撰した私歌集。 入道大納言(為世)百首(正中二年)の後に掲載。...

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美濃の家づと 真名序

勢海之濱拾文貝。実拾実否、縷兮斐具。 十朋之珎得之歸者誰与。美濃大矢重門、 従本居翁遊望天下、袴裳濡足于此来。 翁勢人也。文富。重門嘗贏三月 糧之翁之所。受新古今集、明無解者。 乃討之翁曰、先生雖倦勉爲小子草之。 以給於郷人。於是此書成兮。既而郷人 不秘、観者嘖々然称之。自有之參撰、 無有若解者之得、与古爲徒。余暇日 取而讀之、毎篇毎句各如余意所顯出而躍 如也。彼斯之業也。雖然是之其餘技、譬...

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美濃の家づと 一の巻 春歌下5

駒とめて猶水かはん山うきの花の露そふ井手の玉川 めでたし、下句詞いとめでたし。猶といへる心をつくべし。 五十首歌奉りし時 暮てゆく春のみなとはしらねども霞みにおつる宇治のしば舩 春のみなとは、春のゆきとまる所をいふ。√いなとや秋のとまりなる らむより出たり。舩に縁あることなり。下句は、川瀬も何も 見えず、立こめたる霧の中へ、くだりゆく柴舟の、ゆくへもみえぬ...

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方丈記大福光寺本書写者についての一考察

方丈記大福光寺本には、いくつかの誤写、脱落が知れている。 平安・鎌倉時代の貴族の子息のうち、宗家を嗣がない者は、小さい頃に寺に預けられて教育を受ける。 その教育は、仏典とその速読法である片仮名である。 一方、平仮名は、女字で主に宮廷内で発明され発展してきた。変体仮名と後世に呼ばれたものも多数有る。 和歌は、その褻の中で育った為、古今集が公的に認知されるまでは、平仮名が認められるものでは無かった。...

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山科郷古図による日野周辺

宇治市史より 鎌倉時代のもとされる「山科郷古図」によると、法界寺が記載されている日野は、「山館北」となっており、日野中納言山庄とも記載されている事からここに日野家の山荘があった事が窺える。 しかし、ここに「外山」と言う地名は無い。 「名を外山といふ」と方丈記に記載したと言う事は、読者として想定される都人にも認識出来る地名である必要が有り、山科郷古図に記載されないのは合点が行かない。...

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猿丸大夫墓への行程に関する考察

   猿丸神社...

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白川の里 西行

風あらみ 梢の花のながれ来て 庭に波立つ    白川の里       西行 山家集      西行 庭花似波と云ふ事を 風あらみこすゑのはなのなかれきてにはになみたつしらかはのさと 北白川天神宮

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都名所図会 長明方丈石

都名所圖會卷五...

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有明の月 素性法師

 今こむといひしはかりに 長月の有明のつきを待ち   いてつるかな 素性法師 古今和歌集 恋歌四              素性法師 今来むと言ひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな 山科区元興寺

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乙女の姿 遍照

    僧正遍昭 天津かせ くものかよひち   ふきとちよ  乙女のすかた   しはし    とゝめむ 古今和歌集巻第十七 雑歌上  五節のまひひめを見てよめる よしみねのむねさた あまつかぜ雲のかよひぢ吹きとぢよをとめのすがたしばしとどめむ 山科区元慶寺

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音羽山の秋 貫之

秋風の 吹きにし日より     音羽山 峰のこすえも  色つきにけり   古今集     紀貫之 古今和歌集 巻第五秋歌下 いしやまにまうてける時、おとは山のもみちを見てよめる つらゆき 秋風のふきにし日よりおとは山峰のこすゑも色つきにけり

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晩夏の音羽川 西園寺実兼

 夕されば 松吹く風の音羽川  あたりも涼し    山の下かげ 続後拾遺集 巻第三夏歌    西園寺入道前相国実兼 ゆふされはまつふくかせのおとはかはあたりもすすしやまのしたかけ

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音羽の滝と雷 宗尊親王

鳴神の音羽の滝や まさるらむ 関のこなたの夕立の空 夫木和歌集 宗尊親王 なるかみのおとはのたきやまさるらむせきのこなたのゆふたちのそら

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声聞く時ぞ 猿丸大夫

 猿丸大夫 詠 奥山に  紅葉ふみわけ   鳴く鹿の 声きく時ぞ  秋はかなしき 宇治田原町 猿丸神社駐車場

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志賀越道の推定 吉田編

 崇福寺跡 古今和歌集 巻第二春歌下 しかの山こえに女のおほくあへりけるによみてつかはしける              つらゆき あつさゆみはるの山辺をこえくれは道もさりあへす花そちりける 巻第八離別歌 しかの山こえにていしゐのもとにてものいひける人のわかれけるをりによめる              つらゆき むすふてのしつくににこる山の井のあかても人にわかれぬるかな...

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逢坂山のさねかづら 藤原定方

  三条右大臣 名にしおはゝ 逢坂山の さねかつら 人にしられて  くるよし   もかな 後撰集 巻第十一恋歌三  女につかはしける  三条右大臣 名にしおはば相坂山のさねかづら人にしられでくるよしもがな 山科区勧修寺 宮道神社

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山城国宇治郡山科郷古図による外山の位置

1 はじめに  山科郷古図は、鎌倉時代に作成されたもとされ、水戸藩の徳川光國の彰考舘が大日本史作成の為に収集したものである。 彰考舘は、昭和20年8月の空襲で焼け、古図自体は灰燼となってしまったが、それを写したらものが残っており、その内容を伝えている。...

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