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新古今和歌集 巻第二 春歌下 柴舟

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第二 春歌下


五十首歌奉りし時 寂蓮法師


   暮れて行く


 春のみなとは知らねども


霞に落つる宇治の


           しば舟



読み:くれてゆくはるのみなとはしらねどもかすみにおつるうじのしばふね 隠


意訳:暮れてゆく春の行き着く先はしらないけれど、霞の中に落ちて行くように下る宇治の柴を積んだ舟の行き先はわかります。


作者:じゃくれん1139?〜1202俗名藤原定長。醍醐寺阿闍利俊海の子叔父の俊成の養子となり、新古今和歌集の撰者となったが、途中没。


老若五十首歌合。八代抄、歌枕名寄、美濃、新古今集聞書、新古今抄、宗長、九代抄。



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