明月記 元久二年二月
廿七日。天晴る。巳の時、殿下に参ず。相次で、所に参ず。有家、家隆朝臣参入す。家長を以て仰せて云ふ、撰び遣す歌、猶御覧じ落す事あるか。猶所存あれば挙げ申すべしといへり。今日又少々之を継ぎ直し、少々見合す。秉燭に退下す。…略。
廿七日。天晴る。巳の時、殿下に参ず。相次で、所に参ず。有家、家隆朝臣参入す。家長を以て仰せて云ふ、撰び遣す歌、猶御覧じ落す事あるか。猶所存あれば挙げ申すべしといへり。今日又少々之を継ぎ直し、少々見合す。秉燭に退下す。…略。