百人一首解 荷田在満
唐詩に奉和初春幸太平公主南荘應制(蘇味道)鳳皇棲下交天仗、烏鵲橋頭敵御莚、同題(李邕)傳聞銀漢支幾石、複見金輿出紫微、織女橋邊烏鵲起、仙人棲上鳳凰飛。是ら公王の家なれば、禁中と同じく比したり。禁中を紫微北極といふなれば、禁庭の橋を烏鵲橋といふべし。…略
鵲のわたせる橋の霜の上を夜半にふみ分ことさらにこそ。良岑宗貞五節の舞妓をみて、天つ風雲の通路とよみたると同義也。
唐詩に奉和初春幸太平公主南荘應制(蘇味道)鳳皇棲下交天仗、烏鵲橋頭敵御莚、同題(李邕)傳聞銀漢支幾石、複見金輿出紫微、織女橋邊烏鵲起、仙人棲上鳳凰飛。是ら公王の家なれば、禁中と同じく比したり。禁中を紫微北極といふなれば、禁庭の橋を烏鵲橋といふべし。…略
鵲のわたせる橋の霜の上を夜半にふみ分ことさらにこそ。良岑宗貞五節の舞妓をみて、天つ風雲の通路とよみたると同義也。