参議雅經
みよし
のゝ
山の
秋かぜ
さ夜
ふけて
故郷さむく
衣うつなり
ーーーーーーーーー
○参議雅經
刑部卿頼經朝
臣男飛鳥井祖
和歌并蹴鞠達
人
新古今撰者ノ内
京極
師實─────┐
┌───────┘
│ 正二位
└忠教─────┐
権大納言│
┌───────┘
│ 刑部卿
└頼輔─────┐
従三位 │
┌───────┘
│ 刑部卿
└頼經─────┐
従四位下│
┌───────┘
│ 刑部卿
│┌宗長 従三位
└┤蹴鞠難波流祖
│ 三木
└雅經 左兵衞督
蹴鞠飛鳥井流祖
ーーーーーーーーーーーーーーーー
此哥の心はみよしのゝ山のあき風
にさと源たる比までをそばたて
てきけば秋のあはれのせつなるに
ことにふるきさとにころもうつ也
きぬたのこへしてひとへにひと
り寝のさむきをさへひえあかし
たるていなりきり/"\すなく
やしもよの哥の心に思ひめぐら
して見侍るべしこともなきやう
なれどもあはれふかし
○季注に天武天皇よしの国栖
がくさ魚根せりなど供御に
◎り舟の○ふかくし○
◎りなとし
てや
ーーーーーーーーーーーーーーーー
秋哥下