建久八年
十二月
五日。天晴る。少輔入道来る。一日召しに依り、仁和寺宮に参ず。仰せに云ふ、五十首和歌を詠まんと欲す。定家父子、詠進すべきの由、相示すべしといへり。時に云ふ、身憚り多しと雖も、此の事を聞きて左右なく領状。宮の御事更に似ざる事なり。
守覚法親王五十首歌
十二月
五日。天晴る。少輔入道来る。一日召しに依り、仁和寺宮に参ず。仰せに云ふ、五十首和歌を詠まんと欲す。定家父子、詠進すべきの由、相示すべしといへり。時に云ふ、身憚り多しと雖も、此の事を聞きて左右なく領状。宮の御事更に似ざる事なり。
守覚法親王五十首歌