川田 順 著
新古今の観賞
立命館出版部
著者:川田 順
初版:昭和七年七月五日
発行:立命館出版部
目次
第一篇 新古今和歌集の観賞
序説
新古今歌人の作歌態度
集中の萬葉集に就いて
述懷の歌
漢詩の影響
雜考
象徴的傾向
象徴の意味
集の切繼に就いて
非個性的の藝術
本歌取りの技巧
頽癈的傾向
擬人的傾向その他
絢爛と枯淡と
第二篇 新古今時代の諸歌人
時代の私生児實朝
良經と萬葉集
山家集の價値
北面の歌人秀能
なまけもの具親
慈鎮和尚の愛嬌
後京極攝政良經
待宵の小侍従
頼政の歌に就いて
定家と式子内親王
第三篇 雜稿十一種
新古今集と私
定家の一首
自讚歌偽作論
新勅撰和歌集私觀
南北朝時代の和歌
喰はず嫌ひ
千五百番歌合に就いて
髄脳物に就いて
新古今歌人の筆跡
落穂拾ひ
新古今時代の戀歌
第四篇 藤原定家歌集講話
緒言
春歌
夏歌
秋歌
冬歌
戀歌
雜歌