和歌文学論集 8
新古今集とその時代
風間書房
和歌文学論集 8
新古今集とその時代
編者:『和歌文学論集』編集委員会
初版:平成3年5月25日
発行:風間書房
目次
緒言
新古今集の「古」と「今」 稲田利徳
-「むすぼほる」の世界-
俊成と千載集 松野陽一
-伝源義家作の辺塞歌「勿来関道落花詠」の撰歌意図-
文治・建久期の歌壇 渡部泰明
-藤原俊成の「艷」と『六百番歌合』前後の歌壇-
正治・建仁・元久期の歌壇 田村柳壹
-後鳥羽院歌壇の前史―「熊野類懐紙」の総合的検討と和歌史上における意義をめぐって-
健保期の歌壇 今井明
新古今集の構造 青木賢豪
-特に雑上部における俊成の歌をめぐって-
新古今集の修辞 石川泰水
-「横雲」と「身にしむ色」-
本歌取と本説取
川平ひとし
-〈もと〉の構造-
旅の日の西行 西澤美仁
-山家集中巻巻末題しらず歌群から-
定家 松村雄二
ー達磨歌をめぐってー
新勅撰和歌集成立への道 佐藤恒雄
和歌と仏教 三角洋一
研究 現状と展望 唐沢正実 藤平泉
〔翻刻〕正治二年後鳥羽院当座歌会(熊野類懐紙)集成〔稿〕
田村柳壹
あとがき