
もくしゆくほうにしてよすかじんに しん/\ 苜蓿烽寄家人 岑参 もくしゆくほうへんあふりつしゆんにころかしようなんたうるほすきんを 苜蓿烽邊逢立春葫蘆河上涙沾巾 けいちうたゝこれむなしくあいおもふすみしやしやうにしうさいすひとを 閨中只是空相憶不見沙場愁殺人 へんさいのとうちうで、はるのけいしよくになり、はやはるになつたかとかんして、きよねんのりつしゆん は、さいしどもと一しよにいたがとおもふて、こきやうの事をおもふて、かなしめば、なみたのかわく まもない。けいちうで、さだめてわれをおもふて、うれうるであろふが、むだ事じや。此方 が今この、たびのうれいといふものは、たゑがたい。此しやじようのありさまを、しらぬ ゆへなにともおもふまいが、みたなら、なを/\〱かなしかろふとなり

