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をしへて! 佐多芳彦さん ~鈍色? 平安時代の喪服 - 大河ドラマ「光る君へ」
NHK公式【大河ドラマ「光る君へ」】風俗考証を担当する佐多芳彦さんに、平安時代の喪服について伺いました。<ドラマをもっと楽しむコラム>
母・高階貴子(板谷由夏)が亡くなり、喪に服す藤原定子(高畑充希)のもとを訪ねた藤原道長(柄本佑)は、ふだんの青い直衣(のうし)とは異なる服装をしていました。大河ドラマ「光る君へ」で風俗考証を担当する佐多芳彦さんに、平安時代の喪服について伺いました。![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/d5/77f9c21845296f0ca4b753ff714a5e66.jpg?1717391501)
――第22回において藤原道長が藤原定子を訪ねたシーンでは、みながグレーの服装をしていました。これは平安時代の喪服でしょうか。
そうです。これは非公式の来訪だと思うんですけれども、敬意を表して自分も喪に服していますということを示すために、鈍色(にびいろ)の直衣を身にまとっています。鈍色の装束を着るのが、喪に服すときのルールなんですね。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/97/a540a8b586168bd7e4aa6d42811bb735.jpg?1717391627)
――道長がはいているものもふだんとは違いますね。
喪服ですので、地味めな指貫(さしぬき)をはいています。