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Channel: 新古今和歌集の部屋
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離別歌 西行東方夕月 難波宗尚筆

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新古今和歌集 巻第九離別歌

陸奧へ罷りける人に餞し侍りけるに  西行法師




難波中将宗尚 従三位

君いなは月

 まつとても

   なかめやらん

 あつまの
     かたの

  夕くれの空

読み:きみいなばつきまつとてもながめやらむあずまのかたのゆうぐれのそら 隠

歌:君いなば月待つとてもながめやらむ東のかたの夕暮の空

意味:貴方が東北へ旅立っていなくなったら、月の出を待つといって貴方のいる東の夕暮の空を眺めて貴方を思います。

備考:十代抄、九代集抄 九代抄



筆者:難波宗尚(寛文8年(1668年)-元禄12年(1699年)。飛鳥井雅章の末子、宗量の養嗣子。初名は雅広。従三位。

平成27年7月5日點伍


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