スペシャル短歌で「光る君へ」を10倍楽しもう！　NHK短歌

スペシャル 短歌で「光る君へ」を10倍楽しもう! - NHK短歌

「光る君へ」に登場する和歌を、歌人・俵万智さんと作家の渡辺祐真（スケザネ）さんが解説。当時の人の思いに迫りながら見どころを紹介。声の出演は伊東敏恵アナウンサー。

NHK短歌 - NHK

初回放送日：2024年6月30日

再　7月4日(木) 午後2:10〜午後2:35

ちはやぶる

　かみの斎垣もこえ

　　ぬべし

こひしき人の

　みまくほしさ
　　　　　　　　に

（道長からまひろへ　伊勢物語）

　　　　　　　　　　　　　　しる
　　　 　　かに 　　　　　は
　　　　い　　　　　　　か
　　まは　　　　　　　と
　　　　 くる　　　　の
　　　あ　　　　　も
　　の　　 る
　よ　 　ぬ　　　　き
　　　 獨　　　　し
歎つゝ　　　　久

（兼家の臨終の際　道綱母）

忘れ　　　　　期
　　じの　　　　の
行末　　　　　　い
　　　まで　　　　　の
　　　　　は
かた
　　　けれ　　　　　ち
けふ　　　ば　　　　とも
　　を　　　　　　　　　がな

（道隆の臨終の際　儀同三司母）

たきの　猶
　音は　　きこえ
たえて
　久しく
　　　　なり
　　ぬれど
け　　　名こそ
　れ　　　ながれて

（藤原公任）

おもふには
しぶることぞ
　　まけにける
いろにはいで
　じとおも
ひしものを

（道長からまひろへ　古今集　恋歌一　よみ人知らず）

　　　しぬる
　　　いのちいき
　もやすると
　こゝろみに
 
たまのをばかり
 
　　あはむと
　　　　いはな
　　　　　　　　　む

（道長からまひろへ　古今集　恋歌二　568　藤原興風）

　いのちやは
　なにぞは
　　　つゆのあだ
 
ものを
　あふにしかへ
ばをしからなく
　　　　　　に

（道長からまひろへ　古今集　恋歌二　615　紀友則）

夜をこめて

　鳥のそら

音ははかる

　ともよに

逢坂のせ

　きはゆ

るさじ

（清少納言）

　　　　　　　　　　　　　　月
　　　　めぐり
　　　　　　　　　　　　　　　　哉
雲　　　　逢て
　かく　　　　みし
　　　れ　　　　　　や
にし　　　それとも
　よ　　　　　　わかぬ
　　は　　　　　　　　まに
　　　の

（紫式部）