新古今和歌集 巻第六冬歌
千五百番歌合に 皇太后宮大夫俊成
今日ことにけふや
かきりとおしめ
ともまたもこと
しにあひに
けるか
な
歌:今日ごとに今日や限と惜しめども又も今年に逢ひにけるかな
読み:きょうごとにきょうやかぎりとおしめどもまたもことしにあいにけるかな 隠
意味:八十八歳となり、毎年の大晦日ごとに、今年限りの大晦日だと惜しんできたが、また1年の最後の日を迎えてしまった。
作者;藤原俊成ふじわらのとしなり1114~1204しゅんぜいとも。法号は釈阿。千載和歌集の撰者で定家の父。
備考:千五百番歌合、美濃の家づと
円滿院殿常尊
(慶長9年(1604年)頃ー寛文11年(1671年))。天台宗の僧。円満院三十三世門跡。足利義昭の孫、足利義尋の子。大僧正・寺長吏・法務護持僧。幼少より円満院に入り同院を再興する。明正天皇の護持僧。
古筆了榮(慶長12年(1607年)-延宝6年(1678年))江戸時代前期の古筆鑑定家。古筆了佐の4男。古筆宗家2代。姓は平沢、名は定門、通称は源五郎、三郎衛門。
壬子寛文12年(1672年)
平成27年7月19日 伍点貳伍