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Channel: 新古今和歌集の部屋
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賀歌 子の日の松

新古今和歌集 巻第七賀歌  永保四年内裏  子日に     大納言經信 ねのひするみかきの   うちのこまつはら  千代をはほかの    ものとやはみる   歌:子の日する御垣の内の小松ばら千代をば外の物とやは見る 読み:ねのひするみがきのうちのこまつばらちよをばほかのものとやはみる 意味:子の日の行事を行う宮中の小松の原の千年の年を数える松も、万代の天皇の御代に比べれば少ない日数です。...

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恋歌三 宮内卿 聞くやいかに

新古今和歌集 巻第十三恋歌三  水無瀬にて恋十五首歌合に寄風恋             宮内卿    まつに あり  をとする   とは ならひ きくやいかにうは        の   そらなる     風たにも 歌:聞くやいかにうはの空なる風だにもまつに音する習ありとは 読み:きくやいかにうはのそらなるかぜだにもまつにおとするならいありとは...

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恋歌一 沼に寄せる恋 伝正般筆コレクション

新古今和歌集 巻第十一恋歌一           中納言ともたヽ 人つてにしらせてしかなかくれぬの   みこもりにのみ恋やわたらむ    女につかはしける           たかとを みこもりのぬまのいはかきつヽめとも   いかなるひまにぬるヽたもとそ           けんとくこう から衣そてに人めはつヽめとも   こほるヽものはなみたなり               けり...

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恋歌一 わきて流るる泉川

新古今和歌集 巻第十一恋歌一  題しらず     中納言兼輔 みかの原わきて      流るる   いづみ河 いつ見きとてか     恋し     かるらむ 読み:みかのはらわきてながるるいづみがわいつみきとてかこいしかるらむ 隠 意味:みかの原から涌き出て泉川になるように、いつ貴女を見てこんなに恋しく思うようになったのでしょうか。...

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冬歌 俊成またも今年に 常尊筆コレクション

新古今和歌集 巻第六冬歌 千五百番歌合に        皇太后宮大夫俊成 今日ことにけふや かきりとおしめ ともまたもこと   しにあひに      けるか        な 歌:今日ごとに今日や限と惜しめども又も今年に逢ひにけるかな 読み:きょうごとにきょうやかぎりとおしめどもまたもことしにあいにけるかな 隠...

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愚管抄 平重衡、大納言佐の別れ

愚管抄巻第五 大津ヨリ醍醐トヲリ、ヒツ川へイデヽ、宇治橋ワタリテ奈良ヘユキケルニ、重衡ハ、邦綱ガヲトムスメニ大納言スケトテ、高倉院ニ侯シガ安徳天皇ノ御メノトナリシニムコトリタルガ、アネノ大夫三位ガ日野ト醍醐トノアハイニ家ツクリテ有リシニ、アイグシテ居タリケル。コノモトノ妻ノモトニ便路ヲヨロコビテヲリテ、只今死ナンズル身ニテ、ナク/\小袖キカヘナドシテ、スギケルヲバ、頼兼モユルシテキセサセケリ。

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夏歌上 夏越の御祓

新古今和歌集 巻第三 夏歌  延喜御時月次屏風に    紀貫之     みそぎ    する河   の瀬見  れば唐衣ひも ゆふぐれに波ぞたちける   読み:みそぎするかわのせみればからころもひもゆうぐれになみぞたちける 隠 意味:夏越しの禊ぎを終えた川の瀬を見ると、解いていた夕暮れの紅のような御贖(みあがも)の衣の紐を結び、日も夕暮れとなって罪穢れを乗せた波が流れて行きます。...

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夏歌 ひぐらしの声

新古今和歌集 第三 夏歌  百首の歌中に          式子内親王 ゆふだちの       雲も   とまらぬ 夏の日の  かた    ぶく     山に日ぐらしの聲 読み:ゆうだちのくももとまらぬなつのひのかたぶくやまにひぐらしのこえ 隠 意味:夕立を降らせた雲がどこかに消え、夏の太陽が傾いた西の山にひぐらしの声が響いています。...

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吾妻鏡 元暦大地震

吾妻鏡 第四 元暦二年七月十九日 庚子地震良久京都去九日午尅大地震。得寿院、蓮花王院、最勝光院以下仏閣、或顛倒、或破損又閑院御殿棟折釜殿以下登屋々少々顛倒古文之所推其慎不軽云云。而源延尉六条室町亭云門垣云家屋牙○類傾云云。可謂不思議歟。漢書曰杜叙云日食地震陽微陰盛也。

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南都八景屏風

梅小路三位共方 1686 従三位 1705 従二位 万里小路大納言淳房 1686-1691 権大納言 1709 歿 冷泉中将為綱 1722 歿 屏風製作年 貞享3年(1686)-宝永(1704)

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雲のみね

雲の峰 どちから見ても      雲の峰 素稿 俳句を知らない人が見たら、大笑いしてしまうほどの句である。 俳諧味を学ぶ良い題材かも知れない。 リフレインが、雲の峰の高さ、大きさを強調して、その暑さ、蝉のうるささまで聞こえて来る。   拙句 雲の峰下行く人を冷しけり 37℃の猛暑お見舞い申し上げます。

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男なら

おとこ   なら ひとり呑むほど  しみづ哉 俳諧松の声 1771年 この句は、酒のキャッチコピーでも酒飲みの俳句でもないれっきとした千代女の俳句である。 しかし、どう読んでも酒飲みの私には、酒飲みの俳句に見える。 ギンギンに冷やしたコップに氷を入れ酒を注ぎ、一人酒を楽しむ事としよう。 拙句 柳蔭垂れてる糸は動かずに (季語:清水)

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昔長等の山桜哉

○写真 長等神社歌碑 千載和歌集 巻第一 春歌上 故郷花といへる心をよみはべりける            よみ人しらず さざ波や志賀のみやこは荒れにしをむかしながらの山ざくらかな ○写真 長等公園歌碑 忠度集 為業歌合に故郷花を ○写真 近江大津宮錦織遺跡歌碑 本歌  万葉集 巻第一   近江の荒れたる都を過ぎし時、柿本人麻呂朝臣の作れる歌 玉襷畝火の山の橿原の日知の御代ゆ...

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歌論 無名抄 関の清水の事

ある人のいはく、...

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羈旅歌 旅の夜風 筆者不明コレクション

新古今和歌集 巻第十羈旅歌 天王寺に参りけるに難波の浦にとまりてよみ侍りける   肥後 さよふけてあしのすゑこすうらかぜに あはれうちそふなみのおとかな 旅哥とてよみ侍りける            大納言經信 旅ねしてあかつき方の鹿の音に いな葉をしなひあき風ぞふく            惠慶法師 わぎもこがたびねの衣うすきほと よきてふかなむよはのやまかぜ 後冷泉院の御時うへのをのこども...

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秋歌上 伏見山の初秋

新古今和歌集 巻第四秋歌上  百首歌奉りし時       皇太后宮大夫俊成 伏見山   松のかげより みわたせば   あくる   たのも     に秋風ぞ         吹く 読み:ふしみやままつのかげよりみわたせばあくるたのもにあきかぜそふく 隠 意味:伏見山の松の蔭より見渡すと夜が明けようとする田の面に秋風が吹いています。...

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玉葉 元暦大地震

玉葉 元暦二年七月 九日庚寅晴天。(略)...

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恋歌二 忍ばじよ 筆者不明コレクション

新古今和歌集 巻第十二恋歌二 和歌所歌合に依忍増戀といふことを 春宮權大夫公繼 忍ばじよいはまづたひの谷川もせをせくにこそ水まさり                                けれ  題不知            信濃 人もまだふみゝぬ山のいはがくれ流るゝ水を袖にせくかな 西行法師 はるかなる岩のはざまに獨ゐて人め思はでもの思はゞや...

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雑歌上 氷の道 筆者不明コレクション

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 百首歌奉りしに 土御門内大臣 朝ごとにみぎはの氷ふみわけて君につかふる道ぞかしこき 最勝四天王院障子にあぶくま川かきたる所 家隆朝臣 君が代にあふくま川の埋木も氷のしたに春を待ちけり 元輔が昔すみ侍ける家のかたはらに 少納言住けるころ雪いみじくふりてへだての かきもたふれて侍ければ申つかはしける 赤染衞門 跡もなく雪ふる里はあれにけりいづれ昔の垣根なる覧...

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釈教歌 夢うつつ 筆者不明コレクション

新古今和歌集 巻第二十釋歌 維摩経十喩中に此身如夢といへるこころを 赤染衞門 夢やゆめうつつや夢とわかぬかないかなる世にか覺んとすらむ 二月十五日の暮かたに伊勢大輔がもとにつ かはしける           相模 常よりもけふの煙のたよりにや西をはるかに思やるらん  返し               伊勢大輔 けふはいとゞ泪に暮ぬ西の山おもひ入日のかけをながめて (肥後歌 闕)...

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