持統天皇
春すぎて夏きに
けらし
白妙の衣ほす
てふ
あまのかぐ山
新古今和歌集第三 夏歌
題しらず 持統天皇御歌
春過ぎて夏來にけらししろたへの衣ほすてふあまのかぐ山
よみ:はるすぎてなつきにけらししろたへのころもほすちょうあまのかぐやま 定隆雅 隠
意味:春が終わってどうやら夏になったらしい。天の香具山では、田植え前の五月女たちの斎衣の白い衣を干すのが見えますから。
備考:八代抄、歌枕名寄、新古今抜書抄(松平文庫本)、九代抄、九代集抄、新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫)
万葉集巻第一 28 雑歌
藤原宮御宇天皇代
春過而夏来良之白妙能衣乾有天之香来山
令和六年7月21日 壱點貳