おもへはこの世は程も
なし 栄花は○な是
春の夢
名利のこころを
いとひつゝ一心に
弥陀を念す○
し
思へばこの世は程も無し
栄花は皆是春の夢
名利のこころを厭ひつつ
一心に弥陀を念ずべし
風葉のすかたを観
すれは秋のはやしに
鹿そすむ
草露のいのちを
かなし○は野原の
よもきに月
す○る
風葉の姿を観ずれば
秋の林に鹿ぞ住む
草露の命悲しめば
野原の蓬に月ぞ澄む
おもへはこの世は程も
なし 栄花は○な是
春の夢
名利のこころを
いとひつゝ一心に
弥陀を念す○
し
思へばこの世は程も無し
栄花は皆是春の夢
名利のこころを厭ひつつ
一心に弥陀を念ずべし
風葉のすかたを観
すれは秋のはやしに
鹿そすむ
草露のいのちを
かなし○は野原の
よもきに月
す○る
風葉の姿を観ずれば
秋の林に鹿ぞ住む
草露の命悲しめば
野原の蓬に月ぞ澄む