Quantcast
Channel: 新古今和歌集の部屋
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4333

謡曲 舟弁慶

$
0
0

舟  弁  慶

         五番目物 猛将物 観世信光 作

頼朝のと不和により都落ちした源義経主従は、舟で大物の浦に到着した。弁慶は、義経の愛妾静御前がお供をしていると知ると送り帰す様進言し、静に告げる。静は別れることを決意し、義経の行く末を案じて舟の上で舞を舞って別れる。途中暴風雨となり平知盛が怨霊が現れるが、弁慶に退けられ退散する。静御前と知盛が同じ役者にさせるというのも奇妙な演出です。

前ジテ:静御前 後ジテ:平知盛怨霊 子方:源義経 ワキ:武蔵坊弁慶
ワキツレ:義経郎党 アイ:船頭

地 ただ頼め。【序の舞】

シテ ただ頼め、標茅が原のさしも草

地 我世の中に、あらん限りは。

 

ただ頼め、標茅が原のさしも草我世の中に、あらん限りは

第二十 釋歌 1917 (よみ人知らず)

なほ頼めしめぢが原のさしもぐさわれ世の中にあらむ限りは

このふた歌は水觀音の御歌と云ひ傳へたる


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4333

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>