北野宮の歌合に忍恋の心を
太上天皇
わが恋は
袖の色 まきの下
に 葉
に
いて もる
めや 時雨
ぬる
とも
新古今和歌集 巻第十一恋歌一
北野宮歌合に忍恋の心を
太上天皇
わが恋はまきの下葉にもる時雨ぬるとも袖の色に出でめや
読み:わがこいはまきのしたばにもるしぐれぬるともそでのいろにいでめや
本歌:時雨の雨間なくし降れば真木の葉もあらそひかねて色づきにけり
備考:北野宮歌合 元久元年十一月十一日
平成28年3月26日 參點七