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Channel: 新古今和歌集の部屋
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誰も読まない蕪村が建てた芭蕉碑

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芭蕉翁以諧歌聞於海内諧歌即世所謂俳諧者 翁之履歴人往往詳之蓋伊賀人罷仕隠於 江戸
又住江之大津遷於攝而終 翁没七十餘年高士韻與夫諧歌者流思慕称讃不已 翁冢所在有
之姪道卿新建於東山詩仙堂南金福寺中請予銘焉予義祖伊藤坦庵先生亦與 翁交坦庵集中有
謝 翁邀飲詩亦可以想 翁爲人矣今之諧歌要有二端牛鬼蛇神眩耀蒿目打油釘鉸脂韋莠口野
服葛巾風標如仙而朋人所謂那白雲常飛卓程屋上 翁作諧歌清新不俗澹有骨力庶幾詩家陶韋
抑又上援杜陵下伴香山亦或可擬世傳 翁風神散朗侯鯖如荼泓崢之寄杖屡千里可謂進于技者
矣道卿名敬義予仲氏第二子出嗣樋口氏名為吾藩同宗川越侯源公知京邸事慧而不苛介而能円多
諸技藝其於諧歌蓋亦有師受淵源云道卿與 翁生不並世出処異轍而心酔不已至有斯挙蓋有臭
味相契於衷者嗚呼 翁者予義祖所交而道卿尸祝焉予豈漠然銘曰 才腴貌◇ 錦心□腸 行
雲流水 十暑三霜 野老争席 桃李門墻 人與骨朽 言與誉長 勒珉此処 建冢多方 維
斯名寺 風水充揚 卜隣高士 魂其歸蔵 雖非桑梓 誰翁之郷 越国文学播磨清 絢撰
安永丁酉夏五月                   平安處士  永忠原書

京都市左京区一条寺
金福寺芭蕉碑

賀歌 君が代は 樋口宣康筆掛軸コレクション

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 祝のこヽろを
   よみ侍ける

  皇太后宮大夫
      俊成
君が代はちよとも

 さヽじあまの戸
        や
 いづるつきひの

   かぎりなけれ
         ば

歌:君が代は千代ともささじ天の戸やいづる月日の限なければ

読み:きみがよはちよともささじあまのとやいづるつきひのかぎりなければ

備考:五社百首。
八代集抄、美濃の家づと、九代抄、九代集抄
筆者:樋口弾正大弼宣康
宝暦四年(1754年)-文政五年(1822年)三月二十三日没六十九歳。権大納言正二位。冬康次男。
天明三年(1783年) 弾正大弼
同年 踏歌外弁
天明六年(1786年) 正三位
享和三年(1803年) 参議
平成27年12月26日 貮

尾崎左永子の古今和歌集新古今和歌集

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わたしの古典 4
尾崎左永子の
古今和歌集/新古今和歌集

著者:尾崎左永子
発行:集英社
初版:1987年4月22日

歌人尾崎左永子のが古今和歌集と新古今和歌集について評釈。
解説として後藤祥子氏を掲載。
古今集の完全否定から始まったアララギ派の流れを受け継ぐ尾崎氏が、源氏物語について書くようになって、古今和歌集に触れ、「身内を流れる和歌の血脈を自覚」しつつ、歌人としての和歌の評釈である。
歌人らしく、仮名遣いが評釈まで影響してくるので、原文は旧仮名遣いで表記したが、評釈では新仮名遣いとしている。
原典は、体系、集成、全集。
新古今和歌集では、4章15のテーマで執筆している。

古典をよむ 古今和歌集 新古今和歌集

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日本の古典をよむ 5
古今和歌集
新古今和歌集

校訂・訳:
 古今和歌集 小沢正夫 松田成穂
 新古今和歌集 峯村文人
発行:小学舘
初版:2008年9月30日

特徴
新古今和歌集155首を、詞書の訳、歌、意味、注を掲載。
新古今和歌集仮名序の前後を訳。
共に、全集から選んだ。

作者別時代順新古今和歌集

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作者別時代順新古今和歌集
 笠間叢書

編者:藤平 春男
発行:笠間書院
初版:1993年3月1日

特徴
底本:国立歴史民族博物館蔵伝冷泉為相筆本
異本歌も全て掲載。
撰者名を注記。
作者の時代順に掲載されており、新古今和歌集研究には、重要な本。

知人に貸し出して未だ返却されず。

井蛙抄 佐野のわたり

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井蛙抄巻第四
一 同名々所
さの -渡 -船橋 -中河 -岡

萬三
くるしくもふりくるあめかみわがさきさのヽあたりにいへもあらなくに
 大和國也。

萬三       赤人
あさ風のさむきあさけにさのヽをかこゆらん君はきぬかさましを
 紀伊國也。

天理烏丸本 新古今和歌集

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新古今和歌集 烏丸本
 天理図書館善本叢書 第十七巻

烏丸光栄筆

編集:天理図書館善本叢書和書之部編集委員会
刊行:天理大學出版部
制作発売:八木書房

特徴
佐佐木信綱博士旧蔵本。宮内庁書陵部烏丸光栄本の親本。
上下二冊
真名序、仮名序、春歌上~羇旅歌、隠岐抄序、奥書
恋歌一~釈教歌、奥書、後鳥羽院の二首切出歌、二首切入歌(場所を指定)、奥書
詞書は一段下がり、歌は二行。

隠岐本歌合点は、付箋によるが、所々剥がれているらしい。巻第十一、十二、十三、十六の初めには隠岐本削除歌に歌尾左に朱で合点が記されている。
撰者名は、|(通具)一(有家)、二(定家)、三(家隆)、四(雅経)の表記で、その旨を巻第一に記載。
巻第十四~巻第十五まで撰者名、合点注記を欠く。
切出歌(顕昭、増基他)は、上冊のみ合点表記。

真名序 題は謌、本文も謌
仮名序 あつめたる哥、新古今和謌集
隠岐抄序 哥。(脱落部分について、宮内庁書陵部烏丸光栄本によっても哥)
題名 春歌上、春歌下、夏歌、秋歌上、冬歌、哀傷歌、離別歌、恋歌一、釈教歌は謌、秋歌下、賀歌、羇旅歌、恋歌二、恋歌三、恋歌四、恋歌五、雑歌上、雑歌中、雑歌下、神祇歌は哥。
巻名 春歌上、春歌下、夏歌、秋歌下、冬歌、賀歌、哀傷歌、離別歌、恋歌一、恋歌二、恋歌三、雑歌上、雑歌中、神祇歌、釈教歌は哥、秋(穐)歌上、羇旅歌、恋歌四、雑歌下は謌、恋歌五は歌。
詞書 哥。

新古今和歌集聞書 幽斎本

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幽斎本
新古今和歌集聞書-本文と校異

荒木 尚
出版社: 九州大学出版会
初版: 1986年2月20日

特徴
黒田家旧蔵福岡県立美術館蔵の校異と印影。
東常縁の聞書200首を細川幽斎が、補筆した自筆本。
永青文庫、細川文庫(九州大学付属図書館蔵)、国立公文書館内閣文庫蔵、高松宮家蔵、愛知県立大学図書館蔵が知られている。
黒田家旧蔵の幽斎花押の有る自筆本のと永青本、細川本の校異を調査。

新古今和歌集聞書 刊行年不明本

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新古今和歌集聞書

刊行年不明(貞享四年、宝永八年、寛政四年版が有る。)

早稲田大学図書館蔵の第一巻のみ所有。
新古今和歌集聞書. 1-4 / 平常縁 [撰] ; 玄旨
東 常縁, 1401-1494
細川 幽斎, 1534-1610
[出版地不明] : [出版者不明], [出版年不明]
4冊 ; 27cm
伊地知鉄男文庫
2-4の巻頭書名:新古今和哥集聞書
巻末書名:新古今集注
版心書名:新古註
細川玄旨奥書(慶長2年)
題簽を欠く 虫損あり

所有本
表紙裏

裏表紙裏





俳句 頼政塚

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山茶花や

頼政のくび

したヾり落つ



新古今和歌集注 高松宮本

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新古今和歌集註 高松宮本
 古典文庫

編者:片山享
発行:古典文庫
初版:昭和62年2月20日

特徴
底本:高松宮御蔵本上下二冊のマイクロフィルムの翻刻。
欠脱した箇所を吉田幸一氏蔵本で補う。
解説は、新古今集聞書 牧野文庫本に掲載。
歌頭に新編国歌大観番号を付記。
真名序、仮名序、本文981首の間に諸注からの引用等を記載。3人による室町時代後期書写。

新古今和歌集註 かささぎの渡せる橋

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            家持
かさゝぎのわたせる橋にをく霜の白きをみれば夜ぞ更にける

鵲のはしとは、七夕交會の時わたる橋といへり。かさゝぎとは、ちひさきからす也といふ。たゞ天上をいふなり。必霜夜には空はれ/\しく見ゆる也。しかれば下界にも霜ふる也。たゞ陰陽の心と見えたり。

高松宮本

牧野文庫本新古今和歌集聞書と同文。

新古今集聞書 牧野文庫本

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新古今集聞書
 牧野文庫本

編者:片山享、近藤美奈子
発行:古典文庫
初版:昭和62年3月20日

特徴
愛知県新城市教育委員会新城中学校保管牧野文斎旧蔵本を翻刻。
471首の歌と注を遊行二十九代上人体光和尚が書いた本を養徳院覚阿が書写。更に烏丸光栄の歌が記載されており、江戸時代中期書写。
新古今和歌集抄出聞書との関係は深く、聞書470首(本文では471首)中456首が一致し、独自歌は14首となっている。
又、抄出聞書の説を否定する部分も有ることから、抄出聞書を参照したと推察されている。
又兼載の新古今抜書抄の影響を受けている箇所も有るとのこと。

美濃の家づと

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美濃の家づと

著者:本居宣長
書肆:名古屋本町通 永楽屋東四郎(二代目)
初版:寛政七年(1795年)


特徴
寛政三年(1791年)成立、同7年刊。新古今和歌集から696首を選んで文法的に注釈し五冊にまとめたもの(三、四、五のみ所有)。これ以降の注釈書は、新注と云われる。
美濃に帰郷する弟子の大矢重門のお土産としたものを刊行。

本居宣長全集第三巻に翻刻。

神祇歌 身に余るまで鳴滝の

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新古今和歌集 巻第十九 神祇歌


 思ふこと

身にあまるまで

    なる瀧の

しばし

 よどむを

   何恨むらむ


この歌は身の沈めることを歎きて東の方へ罷らむと思ひ立ちける人の熊野の御前に通夜して侍りける夢に見えけるとぞ

読み:おもふことみにあまるまでなるたきのしばしよどむをなにうらむらむ

備考:鳴滝は京都市右京区鳴滝川(御室川)歌枕名寄山城


尾張の家苞

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尾張の家苞

著者:石田政明
書肆:
 東都 前川六左衛門
 浪花 森本太助
 京都 風月庄左衛門
 尾張 同 孫助
 同  片野藤四郎  
初版:文政二年己卯(1819年)暮秋(三巻では)


特徴
新古今集から和歌約千首を選び注釈し五巻九冊(三巻のみ保有)にまとめたもの。師の美濃家づとの宣長説を批判しつつ自説を加えた。

鳴滝の芭蕉句碑

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うめ白しきのふやつるを盗まれし
             桃青




野ざらし紀行
京にのぼりて、三井秋風が鳴滝の山家をとふ。
   梅 林
海白し昨日ふや鶴を盗れし

写真
京都市右京区鳴滝蓮池町の鳴滝川(御室川)

新古今略註 永青文庫本

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藤孝公御筆
新古今略註
 

笠間印影叢刊71
永青文庫本 幽斎筆

編者:荒木尚
発行:笠間書院
初版:昭和58年1月20日

特徴
細川幽斎増補東常縁新古今和歌集聞書の永青文庫本の印影と解説。

永青文庫は、旧熊本藩主細川家伝来の美術品、歴史資料や16代当主細川護立の蒐集品などを収蔵し、展示、研究を行っている。運営主体は公益財団法人永青文庫で理事長は18代当主の細川護煕。

新古今集総索引

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新古今集総索引

編者:滝沢貞夫
発行:明治書院
初版:昭和45年8月25日

特徴
底本:体系
異本:体系は異本のがないので、後藤重郎著新古今和歌集の基礎的研究より補った。
仮名序、異本所収歌、歌語、仮名序詞書左注の単語単位の用語の索引と人名の索引。
歌番号は国歌大観による。国歌大観の重複番号は、イ、ロとした。

日本の古典 古今和歌集・新古今和歌集

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現代語訳 大岡信 古今和歌集・新古今和歌集
 日本の古典 第18回配本第3巻

編集:吉原俊一
発行:学研
初版:1981年3月28日

特徴
大岡信の古今和歌集と新古今和歌集の現代語訳と関連する絵画、風景写真、陶器等と共に掲載。
作者、歌枕、用語、季語の解説等。

裏表紙写真は、国宝古今和歌集元永本(東京国立博物館蔵)
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