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1 はじめに
新古今和歌集は、元久二年三月二十六日に竟宴を行い、完成を披露した所で有るが、その時には、九条良経の仮名序も完成しておらず、又数日後には、これを削れ、これを入れろと後鳥羽院からの指示が撰者に勅命された。所謂切出歌、切入歌である。この様子については、撰者の藤原定家の日記である明月記に掲載されている。
明月記の元久二年五月四日の記事に「又大僧正御歌一首、可書入新古今之由、有仰事。仍入之。」と有り、この日慈円の歌が切り入れられた事が分かる。
新古今和歌集の写本には、歌を撰んだ撰者名が注記されているものが有る。これは、竟宴前に五人の撰者が撰んだもので有る事から、竟宴後に後鳥羽院が切入を勅した歌には誤記を除いてその記載が無い。
それぞれの歌の詞書と撰者名注記などから、この切り入れられた歌について推定してみる。
流れる白河では、川砂が白い事から名付けられたとの事。
同川を流れる紅葉を古今集秋歌下では
志賀の山越えにてよめる
春道列樹
山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬ紅葉なりけり
と百人一首にも撰歌された有名な歌が詠まれている。 Image may be NSFW. Clik here to view.
途中、身代り不動堂と北白川天然ラジウム温泉が有る。 Image may be NSFW. Clik here to view. Image may be NSFW. Clik here to view.
今も京都-滋賀の抜け道として交通量が多く、バスと普通自動車がすれ違う時には、バスは停止しないといけない程道が狭く、歩行には注意が必要。
今は蓋がされているが、
しかの山こえにていしゐのもとにて
つらゆき
むすぶてのしづくににごる山の井のあかでも人にわかれぬるかな
の古今集で有名な山の井と伝えられている井戸が有る。 Image may be NSFW. Clik here to view.
そこから、道を外れると樹下神社が有る。元々は日吉大社の八王子権現この木陰で参詣者は休んだのかも知れない。丁度同神社の祭日だった。 Image may be NSFW. Clik here to view. 参道 Image may be NSFW. Clik here to view. 樹下神社 Image may be NSFW. Clik here to view. 算額 Image may be NSFW. Clik here to view.
山中の街並みを越えるとバイパスに出るが、これを渡り、20m程戻って小道に入る。砂防ダム建設の為に道路が整備されたとの事。そのままバイパスを行ってしまうと比叡平に出る。 Image may be NSFW. Clik here to view.
一つ目の砂防ダムを過ぎて左に降りると小川添いに整備されていない道。舗装されている道も同じくたどり着く。 Image may be NSFW. Clik here to view.
暫く行くと弁天道の常夜灯が並んでいるが、これを右に曲がって次の砂防ダムを越え、左に志賀峠の道標が有る。曲がらずそのまま真っ直ぐ行くと行き止まりとなる。 Image may be NSFW. Clik here to view. Image may be NSFW. Clik here to view.
600m程行くと比叡山ドライブウェイの道路下のトンネルが有り、ここが志賀峠である。
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