面白躰
いかにせむ賤が
そのふの奥の
中
ぞ 竹かきこも
か
し るともよの
新古今和歌集 巻第十六
雑歌中
述懐百首歌よみ侍りけるに
皇太后宮大夫俊成
いかにせむ賤が園生の奥の竹かきこもるとも世の中ぞかし
読み
いかにせむしずがそのふのおくのたけかきこもるともよのなかぞかし
備考
保延六年頃の述懐百首歌 竹。かきと垣の懸詞。世は竹の縁語の節(よ)の懸詞。
油小路大納言隆典卿 面白六
㐧六 面白躰
油小路大納言隆典卿筆
いかにせむ
油小路隆典
貞享元年(1684年)-延亨三年(1746年)
父:権大納言 油小路隆真
1715 権中納言
1716 従二位
1724-1726 賀茂伝奏
1728-1733 権大納言
1729 正二位
六躰和歌 色紙
平成30年9月19日 参點八/七