右 源信明朝臣
あたら夜の月と
はなとを
おなじくはあはれ
しれ
らむ人にみせ
ばや
後撰和歌集 巻第三春歌下
月のおもしろかりける夜はなを見て
あたら夜の月とはなとをおなじくはあはれしれらむ人にみせばや
あたらよのつきとはなとをおなじくはあはれしれらむひとにみせばや
作者:源 信明(みなもと の さねあきら、延喜10年(910年) - 天禄元年(970年))源公忠の子。
意味 :こんな素晴らしく惜しい夜の月と花を、どうせならあわれを知っているだろうと云う人に見せてあげたいものだ
三十人撰、三十六人撰、俊成三十六人歌合
平松殿時方卿
平松時方
慶安四年(1651年)-宝永7年(1710)
江戸中期の公卿・有職家。時量の次男。野宮定基・東園基量・滋野井公澄と並んで有職の四天王と称された。権中納言従二位に至る。
平成30年10月31日 參點九/拾二