明月記 建永元年
九月
廿五日。天晴る。清範早く参ずべき由を示す。巳の時、営みて参ず。述懐三首の歌、新古今に入るべし。書き出すべき由、仰せ事有り。又藤少将を召しに遣すと云々。午終許りに神泉に出でおはしますの後、少将と共に之を書き出さしむ。清範、神泉に持ちて参ず。即ち退出す。
―略―。
述懐三首の歌
九月
廿五日。天晴る。清範早く参ずべき由を示す。巳の時、営みて参ず。述懐三首の歌、新古今に入るべし。書き出すべき由、仰せ事有り。又藤少将を召しに遣すと云々。午終許りに神泉に出でおはしますの後、少将と共に之を書き出さしむ。清範、神泉に持ちて参ず。即ち退出す。
―略―。
述懐三首の歌