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Channel: 新古今和歌集の部屋
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家集 かささぎの渡せる橋

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秋篠月清(九条良經)
院二度百首 千五百番
 夏十五首
826
かささぎのくものかけはしほどやなきなつのよわたるやまのはの月
伊勢集423こころのみくもゐのほどにかよひつつこひこそまされかささぎのはし

敦忠集 やむごとなき人に6くもゐにて雲井にみゆるかささぎのはしをわたるとゆめにみるかな
貫之集第五 恋613天川水たえせなん鵲の橋をししらずただわたりなん
好忠集
 十月はて
308
かささぎのちがふるはしのまどほにてへだつるなかにしもやふるらん
赤人集 かぜのふく92かささぎのみねとびわけてとびゆけばみやまかくるるつきかとぞみる

家持集
 雑歌
206
かささぎのはしつくるよりあまのがは水もひななんかはわたりせん
213 ※前後は七夕(天河)
かささぎのつばさにかけてわたすはしまたもこぼれぬこころあるらし
海人手古良集(師氏) 秋21かささぎのゆきあひのはしにつきなれど猶わたすべき日こそとほけれ23ひこぼしのながめにけふはあまの川さしてやわたるかささぎのはし
能宣集
 七月七日人人よみはべりしに
306
かささぎのはしのみならずあまのがはくもゐにわたすたづもすむめり
 また
307
あまたたびあひはわたれどかささぎのはしにこよひぞのどけかりける 一品宮のうちにたてまつりたまふあふぎいるゝれうに、 しろかねのすきばこに、しろきうすものをこころばにし き、またしろきいとしてつるのかたをぬはせたまて、あ しでぬはむうとめすに331くもゐなるたづとみしかどかささきのはしのたよりにかよふなりけり
元輔集 七月七日一品宮のあふぎ合に、あやのもにおらせたりし歌天河あふぎの風に霧はれて空すみわたるかささぎのはし
高光集 おなじころ御ぶくにてー略ー といひしかば15かささぎのはしながれなばふぢごろもきしよりみをやたれもすつべき
馬内侍集 また七月七日にー略ー 返し61あふことをけふとなかけそかささぎのはしきくだにもゆゆしきものを
大斎院前の御集
 七月七日、さい将がもとに、かやうなるをりにもさぶらはぬことの
 くちをしきなどかきて、しん
383
あまのがははやくをこひてかささぎのはしいひいづればまづなかりけり
 返し
384
あまのがはそのわたりのみこひしきになにかささぎのはしをこふらむ

和泉式部集 七月七日、人のもとに745七夕におとるものかは物をのみおもひぞわたるかささぎのはし和泉式部続集 物うらやみして、きぬべしといひたる人に293あまの河またくなかささぎのはしたなくしてかへりもぞする 七月七日、織女にかはりてまつころ、草の露を始てみる377そのよひをまつもすべなしかささぎのはしもわたらぬ通路もがな 又同じ事、かたらふ女どもが許に381織女におとるばかりのなかなればこひわたらじなかささぎのはし
壬二集(家隆) 九条前内大臣家三十首  恋   稀恋1904おもひ川まれなる中にながるなりこれにもわたる笠さぎのはし 同五年又内裏歌合に、冬山霜2599笠鷺のわたすやいづこ夕霜の雲ゐにしろき峰の俤 三宮十五首歌の中に、冬の歌2606月わたる霜よのかりもしろたへの翅ならぶる笠鷺のはし 冬歌とて2673かぎりなく行きかふ年のかよひぢや霜にくちせぬ笠鷺のはし

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