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八雲御抄 明暦二年版 蔵書

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八雲御抄     全七冊 巻第一、二、三上、三下      

巻第四、五、六     刊行年不明 ※     八雲御抄 やくもみしょう 日本大百科全書 鎌倉初期の歌学書。順徳(じゅんとく)天皇の著作。1221年(承久3)より前から執筆、承久(じょうきゅう)の乱(1221)後、佐渡の配所で手を加えてまとめられた。六巻。草稿本と再撰(さいせん)本とがあり、内容も若干の相違がある。 巻一は正義部(六義や歌体、歌病(かへい)などの解説)、巻二は作法部(歌合、歌会や撰集などの作法に関する知識、記録を集めたもの)、巻三は枝葉部(天象、地儀以下17部についてことばをあげ、解説を加えたりしたもの)、巻四は言語部(世俗言=普通のことば、由緒言=由緒あることば、料簡言=難解なことばの三つをたてて多くのことばを解説)、巻五は名所部(名所の場所や出典を示したもの)、巻六は用意部(著者の歌論の披瀝(ひれき))。 古代歌学の集大成であるとともに中世歌論の基盤となった名著で、いまでは散逸した書からの引用も多く、資料的価値も絶大である。 [井上宗雄]     京都大学貴重資料デジタルアーカイブ   国文研鵜飼文庫 新日本古典籍総合データベース(200020077) 中野氏/道也〈京〉 明暦2(1656) ※版が同じ。   宮内庁書陵部   国立国会図書館

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