右 僧正遍昭
すゑの
をく 露
れ
さき
もとの
だつ 雫や
ためし
なる 世の中
らん の
新古今和歌集巻第八 哀傷歌
題知らず 僧正遍照
末の露もとの滴や世の中のおくれさきだつためしなるらむ
よみ:すえのつゆもとのしずくやよのなかのおくれさきだつためしなるらむ 隠 有定隆雅
意味:草の葉の末に付いている露も、葉の元に溜まっている、雫も何れ消えて無くなってしまのは、長生きする人も若死する人も、結局は遅い早いと言うだけで、皆死んでしまうと言うの世の中の理の例を示しているんだなあ。
備考:俊成三十六人歌合、和漢朗詠集。哀傷巻頭歌。
大内殿義安
不明。
周防戦国大名の大内氏に義安の名は無い。源新羅三郎系の大内氏にも義安の名は無い。義安では、吉良義安がいるが、大内氏を名乗った形跡は無い。
古筆琴山極札
本家古筆家鑑定者不明。
令和2年10月12日 弐